株式会社鈴木ハーブ研究所が実施した調査によれば、冬の訪れと共に男女の体毛に対する意識が浮き彫りとなりました。この調査は10代から50代の男女800名を対象に行われ、特に興味深い結果が得られています。
調査概要
調査は2025年8月29日から9月8日まで行われ、各年代から均等に80名ずつが選ばれた。インターネットを利用した方法で実施され、調査の委託先はKJリサーチです。
女性が最も気になる男性の体毛は
結果によると、女性が男性の体毛において最も気になる部位は「顔(ヒゲ)」でした。その後に「胸」「わき」「ひざ下」が続きます。女性が「胸」の毛を特に気にする理由としては、清潔感を失う印象があることや、日常的に目につく部分だからという意見が上がっています。対する男性は、女性の体毛で特に気にするポイントは「わき」であり、年齢が上がるにつれその傾向が強まることが分かりました。しかし、若い世代では「特に気にならない」と答える割合が高く示され、これは驚きの結果と言えます。
ツルツル志向の若い女性
体毛に関する自己意識を尋ねたところ、女性の中で「体毛が生えていても気にしない」という回答はわずか6%と少なく、約9割が体毛への気配りを見せています。特に10代から20代の女性は「完全に体毛が生えていない状態でいたい」という希望が高く、2人に1人以上がそのように答えています。一方、年齢が上がるにつれて「気にならない程度であれば生えていても良い」という意見が増加します。
10代が周囲の視線を意識
また、体毛を処理する理由を聞いたところ、女性は「身だしなみのため」に半数以上が同意しましたが、10代女性に限っては「周囲の視線が気になる」という回答が27.5%を占め、清潔感を重視する回答を上回っています。男性も同様に、清潔感を理由に挙げる意見が最も多いものの、10代では視線を気にする割合が高いという結果がありました。
冬場の体毛処理頻度
冬の間に体毛処理を行う頻度は、男女ともに週1回が最も多く、理由としては清潔感や身だしなみが重視されるほか、体育の授業での着替え時に周囲の目が気になるという実体験もあるようです。50代男性は「季節に関係なく習慣化されている」との声もあり、体毛処理が日常生活になじんでいることが伺えます。
調査結果の分析
この調査結果を受けて、SNSなどが影響して男女双方の美意識が高まる一方で、若い世代の男性が女性の体毛に対してあまり気にしていないという結果が何を意味しているのか考察する必要があります。若い女性のツルツルを求める意識を考えると、同年代の男性はそれを自然なものとして受け止め、「特に気にならない」と考えるのかもしれません。
10代の男女が他世代と比べて周囲の目を気にする傾向が強いことが明らかになりました。このような現象は、学校の授業などで目にする時間が多いため、思春期の自己意識の高まりとも結びついていると思われます。形成された美意識の変化により、今後の体毛に対する考え方も大きく変わることが予想されます。