日本の音楽を世界に届ける新たな挑戦
KAON株式会社は、2026年4月1日をもって「海外向けシンクライセンス支援事業」の本格的なスタートを切りました。この取り組みは、実力ある日本のアーティストの音楽を海外の映像や広告、ゲームなどの市場に届けることを目的としています。特に近年の日本音楽のストリーミングやSNSを通じた国際的な人気の高まりを背景に、映像産業や広告業界からの需要は非常に高まっていますが、複雑な権利処理や適切な窓口が存在しないことから、多くの機会損失が生じている現状があります。KAONは、英語圏でのメディア運営を通じて確立したネットワークを駆使し、この構造的な問題に取り組むことで、日本の音楽が国際的に活用されるきっかけを創出します。
事業の背景
日本の音楽シーンは、特に若い世代を中心に大きな反響を呼んでいます。ストリーミングサービスやSNSを活用したプロモーションにより、自国の音楽やアーティストが国外で評価されるチャンスが増えています。しかし、映像制作や広告などの制作業界においては、さまざまな障壁があり、特にBtoBのシンクライセンス領域では依然として高いハードルが存在します。
- - 海外の制作会社が日本の曲を利用したいと思っても、連絡先が分からなかったり、交渉が面倒に感じられることが多いのです。
- - また、言語や商習慣の違いから、権利の調整が難航するケースも少なくありません。
- - 自営業のインディーアーティストにとっては、国際営業への負担が増大することも問題です。
KAONは、これらの課題を解消すべく、日本と海外の制作現場を直接結びつけるハブとなるサービスを展開します。
具体的なサービス内容
この新たな事業では、日本のアーティストやレーベルが持つ楽曲を海外の映像制作会社やエージェンシーに戦略的に提案し、契約から収益配分の管理まで、一貫したサポートを提供します。これにより、単なる音源提供ではなく、楽曲の背景や文化的なコンテキストまでを踏まえた提案が可能になります。
特に、インディーアーティストに焦点を当て、これまで限られた層にしかまわってこなかったシンクライセンスの機会を増やすことで、彼らが国際舞台で活躍する手助けを強化します。さらに、成果報酬型(レベニューシェア)を導入し、初期段階のリスクを抑えた持続的なパートナーシップを実現します。
KAONの取り組みには、以下のような特徴があります。
- - 英語によるメタデータ整備: 海外制作側が容易に楽曲を利用できるよう、迅速な権利確認と契約交渉を行います。
- - 直接ピッチ: 海外の制作会社やエージェンシーに対して、直接アプローチを行い、楽曲を提案します。
- - 収益配分の管理: 業務プロセスをワンストップで支援し、収益の分配をスムーズに行います。
代表からのメッセージ
KAONの代表取締役、髙井楓氏は「日本には、世界で評価される潜在能力を秘めた音楽が多く存在します。私たちは音楽の『紹介』を超え、作品の一部として実際に使用される仕組みを創り出します。これにより、アーティストには新たな収益の機会を提供し、日本音楽の国際的な価値向上に努めます」と述べています。
今後のビジョン
KAONは、北米や欧州、アジア各地域とのネットワークを拡大し、2026年内にはライセンス実績の創出を目指します。単に「数」を追うのではなく、映像制作側が「ここに来れば特別な曲に出会える」と感じるようなクリエイティブなハブを目指します。また、将来的には自社サイトを拡張し、海外の制作関係者が直接楽曲を検索しリクエストできるデータベースの構築も視野に入れています。これにより、日本音楽が制作現場から優先的に選ばれる環境を整えたいと考えています。
KAONについて
KAONは、「日本の音楽を世界に届ける」ことをミッションとして掲げ、国内でもインディーズアーティストに特化したメディアとしてビジネスを展開しています。2025年からは、海外向けにも積極的に情報を発信し、日本の音楽シーンに関する情報を英語で展開しています。今回のシンクライセンス事業は、これまで築いてきたネットワークと編集力を活かし、日本の音楽が国際舞台で実際に使用される機会を増やす重要なステップとなるでしょう。
詳細情報はKAONの公式ウェブサイトで確認できます。
こちらをご覧ください。さらに、海外向けの専用窓口も整備中で、将来的には楽曲の検索・リクエスト機能も提供予定です。