JICA海外協力隊の応募者数激減の背景
2026年1月22日、ABEMA NEWSチャンネルの番組『ABEMA Prime』では、発足から60年を迎えたJICA海外協力隊が直面している応募者数の激減について特集が組まれました。近年の応募者数は年間およそ1万2000人から2000人を下回るという厳しい現実が明らかになりました。
この状況は、様々な要因が絡んでいると考えられます。番組には、2015年にアフリカ・マラウイに派遣された元協力隊員の女性も出演し、現地の教育環境に関する自らの経験を語りました。彼女は、派遣時に希望していた教育の質向上を目指して派遣されたものの、「実際は必要とされていないのでは?」という現実に直面し、理想と現実のギャップに苦悩したと述べました。
現代の日本と海外協力のギャップ
番組のMCであるEXITのりんたろー。は、応募者が減少している背景について、「人に手を差し伸べる余裕がない、気力もないというのが現状」と指摘しました。自らも新しい土地で何かを成し遂げようとする意欲がなくなっていることを告白し、「行った方がいいという判断ができない」と率直な心情を述べました。
相方の兼近大樹もまた、日本社会の厳しい現状を認識し、「日本はもはや先進国ではないのでは?」と疑問を呈しました。目に見えない格差が広がる中で、「他者を思いやる余裕がないのは、日本が自分のことで精一杯だから」と分析し、応募者数の減少につながる心理的要因について考察しました。
自分自身を省みる必要性
元海外協力隊員の女性は、自らが対象となる国のために献身的に働く姿勢があまりにも強い場合、「協力を必要としていないのではないか」と感じることもあると話しました。その言葉を受け、兼近は自身のボランティア経験に触れ、現地から歓迎されない場合もあったと振り返ります。「必要なのは要請した側だけで、実際に行くと“居場所がない”と感じることがあり、要請する側とボランティアとの間に乖離が存在する」と問題提起しました。
ボランティアを超えた新しいチャンス
最後に兼近は、海外協力隊について、「単なるボランティアというより、楽しみながらスキルを磨ける素晴らしい機会」として評価しました。「普段行けない場所に行くことで、人にとって意味のある経験になるはず」と締めくくり、この制度が持つ可能性の大きさを強調しました。
この特集は、現在もABEMAにて見逃し配信されているため、興味のある方はぜひ視聴してみてください。様々な視点からの議論を通じて、私たちがどのように海外協力を捉え、取り組むべきかを考えるきっかけになることでしょう。
ABEMA Primeの放送概要
『ABEMA Prime』は毎週月曜日から金曜日、夜9時から11時まで生放送され、70人以上の多彩な論客が集まり、現代の課題に対する新しい議論を展開しています。注目のテーマを毎回取り上げ、視聴者が考えるきっかけを提供しています。
ぜひ、ABEMAで最新のニュースと深い議論をお楽しみください。