村上春樹がジャズの魅力を語る！第81回村上RADIOの特集

村上春樹が贈るジャズの隠れた名曲特集

毎月最終日曜日の19時、TOKYO FMを通じて放送される『村上RADIO』は、作家・村上春樹自らがディスクジョッキーを務める人気番組です。このたび、2025年10月26日（日）に放送される第81回のテーマは「アナログ・レコードで、ジャズのちょっとこのあたりを」とし、村上さんが愛するジャズの名曲が特集されることになりました。

村上春樹さんは、選曲について特にこだわっており、珍しいジャズのアナログ・レコードから、一般的にはあまり知られていない名曲をピックアップしています。選ばれたのは、ジャズ・ピアノの巨匠アール・ハインズや、ジェリー・マリガンのクラリネットの演奏など、普段耳にしない楽曲ばかり。彼のセレクトされた曲たちは、歴史的名演ではなく、むしろ耳で味わう「あたたかさ」を大切にしたものばかりです。

放送の見どころ

村上春樹さん曰く、「今回の選曲は耳で味わう鍋焼きうどんのよう」と表現しています。料理とは異なり、音楽には視覚的な要素がないため、聴くという行為そのものが参加者の心を温めてくれるのです。ジャズを聴くことで和んだ気持ちを味わうのは、まさに村上さんの理想とする音楽体験です。

村上さんは、放送に向けて「秋の夜には、あたたかい飲み物を用意して、さらりとジャズを楽しむことをお勧めします」と呼びかけています。そのような雰囲気で聴けば、一層その魅力が引き立つことでしょう。特に、寒くなりつつある秋の夕暮れに、彼が厳選した名曲を耳にする機会は貴重です。

放送中は、村上春樹さんのトークを交えて、ジャズの名曲にまつわるエピソードを聴くことができますので、一層楽しみが広がります。アナログ・レコードから流れる温もりのある音色が、聴く者に何か特別な気持ちをもたらしてくれるのです。