ファッション分野に特化した起業支援施設「イデタチ東京」に新たな風が吹き込まれます。4月1日に株式会社ビームスのビームスディレクターズバンク・プロデューサー、市岡忠幸氏がメンターとして就任しました。この決定により、独自の視点と豊富な経験を持つ市岡氏が、入居者の事業発展を支援することとなります。
イデタチ東京は、東京都荒川区に位置するファッション関連の起業支援拠点で、国内有数の繊維町・日暮里繊維街の利点を生かし、独自のメンタリングを提供しています。新メンターに就任した市岡氏は、長年ビームスで店舗運営や商品企画、プロデュースに携わり、多様なビジネス領域を経験してきました。彼の知見をもとにした実践的なメンタリングは、入居者がアドバイスを受けながら自社の成長を促進する大きな力となるでしょう。
国から多くの注目を集めるイデタチ東京のメンター陣は、それぞれ異なる専門分野を持っており、月2回の面談を通じてサポートを展開。市岡氏は、特に店舗の販売戦略、ブランディング、マネジメントに強みを持ち、入居者が目指すビジネスゴールを達成するためのアドバイスを提供します。
さらに4月2日からは、新たに「moco10^-13」というブランドが入居します。設立者の鶴居崙氏は、造形作家としての経験を生かし、刺繍を取り入れたアパレル商品を製造販売する新進気鋭のクリエイターです。 「10年着られる刺繍服ブランド」というビジョンのもと、鶴居氏は高密度刺繍技術を駆使して独自の商品を展開。デザインから製品化までを自身が手がけ、日暮里繊維街の職人や地域企業との連携も図ります。
このように、イデタチ東京は単なるインキュベーション施設ではなく、確実に事業を成長させるための基盤を提供しています。入居者は資材調達のしやすさや、豊富なサポートを活かしながら、ファッションビジネスの立ち上げに挑むことができます。オフィススペースは24時間利用可能で、専門メンターからのバックアップがあることで約1か月に2回、事業の進捗を確認し合います。
居住者は日本のファッション業界で特有のセンスと技術を持つ人々で構成されており、彼らの新しいブランドや商品が次々と誕生しています。ファッション関連の起業を目指す策士たちにとって、イデタチ東京は理想的な環境を提供する場となっており、2023年夏には新たな事業者を募集予定です。
この新しいメンターの就任や新規ブランドの加わり、今後ますますの発展が期待されます。今後のイデタチ東京の展開に要注目です!