日米合作特撮映画『緯度0大作戦』のサントラが2025年12月に登場

日米合作特撮映画『緯度0大作戦』のサウンドトラック発表

特撮ファンの皆さんに嬉しい知らせが届きました！1969年に公開された日米合作の名作映画『緯度0大作戦』のオリジナル・サウンドトラックCDが、2025年12月17日に発売されることが決まりました。このプロジェクトは、ディスクユニオンの映画サウンドトラックレーベル「CINEMA-KAN」によって実現されました。

映画の魅力と背景

『緯度0大作戦』は、豪華なキャスト陣に支えられた壮大なSF海洋アドベンチャーとして知られています。出演者には、名優ジョセフ・コットンやシーザー・ロメロ、また日本の宝田明や岡田真澄が揃い、夢のような映像美が観客を魅了しました。本作は、円谷英二監督がその才能を遺憾なく発揮し、潜水艦アルファ号と敵艦黒鮫号との対決を描いています。

作品中に登場する独特なキャラクター、グリホンやコウモリ人間、さらには不思議な設備「免疫風呂」に至るまで、これらは視覚的にも印象に残る要素として語り継がれています。また、円谷作品に特有の、まるで夢のような先進的なアイデアがもたらすエンターテインメント性は、制作当時から特撮ファンの心を掴んできました。

音楽の重要性

映画のサウンドトラックは、日本の特撮音楽を代表する作曲家、伊福部昭によるものです。彼の作品はスリルと冒険感を高める王道的な楽曲が魅力であり、映画の緊迫したシーンを数倍も引き立てています。伊福部の楽曲は、多くの特撮映画で使用され、今もなおファンに愛されています。

今回のリリースでは、長年にわたり東宝特撮音楽に携わってきたエンジニアによる最新リマスタリングが施され、より臨場感あふれる音質で蘇ります。ファンにとって、これまでの音源とは一味違う体験ができることになるでしょう。