セミナー概要
日本のエンターテインメントが国際的に評価されつつある今、コンテンツのローカライズがますます重要な役割を果たしています。特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)とNetflixが共催する「ダビングセミナー~ローカライズ戦略と吹替品質向上」が、6月9日(実写編)および6月10日(アニメ編)に開催されます。この無料セミナーは、実写やアニメのコンテンツに携わるプロデューサー、監督、ディレクターの方々に向けて、日本からグローバルな市場へと展開するための具体的な戦略を提供することを目的としています。
グローバルな視点
現在、コンテンツが世界市場で成功するためには、質の高い吹替版が欠かせません。日本の映像作品は、特に北米や南米での需要が高まっており、今回のセミナーではその流れを受けて、各国の視聴者に合わせたローカライズ戦略について学ぶことができます。VIPOでは、コンテンツ制作に関わるプロフェッショナルの育成を目指す「VIPO Film Lab」というプログラムも運営しており、その一環として今回のダビングセミナーを開催する運びとなりました。
セミナーのプログラム
各セッションは、海外における日本コンテンツの動向や消費傾向、北米および南米における映像コンテンツの消費スタイルと、日本コンテンツの可能性について具体的に共同で解説されます。講師陣には、Netflixでの豊富な経験を持つプロが集まり、設定されたテーマに対する多角的なアプローチが期待されています。内容は、日本語で逐次通訳されるため、言語の壁なく参加することが可能です。
講師紹介
紀 周子(きの ちかこ)
約20年の経験を持つローカライズの専門家で、Netflix日本オフィスの吹替チームを立ち上げたメンバーでもあります。彼女は数多くの日本作品の吹替制作に関与しており、参加者にとって貴重な知見を提供することでしょう。
ジョン・デミータ
Netflixのシニア英語プロダクションマネージャーで、多言語プロダクションにおける深い経験を持っています。彼の他分野での成功体験から、吹替に対する新しい視点が得られるでしょう。
ロベルト・グラナドス
南米市場に特化した吹替のディレクターであり、地元の市場ニーズを把握した洞察力があります。彼の知見を通じて、特に南米市場における成功の鍵を学ぶことができるかもしれません。
参加方法
参加料は無料ですが、セミナーは定員がないため、関連業界の皆様にはぜひ申し込みをお勧めします。申し込みは6月5日(木)まで受け付けており、皆様のエントリーをお待ちしております。参加資格に満たない場合はお断りとなる可能性があるため、注意が必要です。セミナー終了後にはアンケートへの回答もお願いしていますので、ぜひご理解賜りますようお願いします。
このダビングセミナーは、映像制作に関わる全ての人に新たな知識とネットワーク構築の機会を提供する貴重なイベントです。今後の映像業界で活躍するための第一歩として、ぜひご参加ください。