レコチョクグループ、韓国Dreamus Companyと提携
レコチョクグループ(株式会社レコチョク、株式会社エッグス)は、韓国のエンターテック企業Dreamus Companyと楽曲配信サービス契約を結びました。この提携により、国内の音楽作品の権利を所有する法人やインディーズアーティストが、レコチョクグループが提供する音楽配信ソリューション「FLAGGLE」や「Eggs Pass」を通じて、韓国の音楽プラットフォーム「FLO」への楽曲配信が可能となります。この新たな取り組みは、2026年の上期を目指して始まる予定です。
提携の背景と目的
レコチョクグループでは、株式会社レコチョクとその関連企業である株式会社エッグスが協力し、音楽権利者向けに「FLAGGLE」を2025年7月1日から提供を開始します。このソリューションは、音楽作品配信に関する課題を解決し、国内音楽商品の市場拡大を促進することを目的としています。FLAGGLEは、アメリカのAudioSalad社のプラットフォームを基盤にし、全世界65カ国以上への配信ネットワークを持ち、安心の日本語サポート体制を整えています。
近年、アジアの音楽市場は急速に拡大しており、特に韓国の音楽ストリーミングサービスが注目されています。そこで、レコチョクグループは韓国の「FLO」と連携を強化し、日本のアーティストが韓国市場での認知度を高めるための施策を進めています。これにより、国内の音楽作品がより多くのリスナーに触れ、さらなる市場拡大が期待されます。
FLOとは
韓国の「FLO」は、1億曲以上の楽曲を提供するストリーミングサービスであり、AIを活用したパーソナライズされたプレイリストを通じてリスナーとの新たな出会いを創出しています。このプラットフォームは、音源・アルバム流通、公演、MDなど、音楽IP全般にわたる統合ソリューションを提供するDreamus Companyの中心的なビジネスでもあります。
Dreamus Companyは、2025年にグローバルファンダムビジネス専門企業bemyfriendsによる買収を経て、音楽とファンダムをつなぐ新しいビジネスバリューチェーンを構築する意向を示しています。bemyfriendsは、国際的ファンダムビジネスの発展に力を入れ、日本の国民的アイドルグループSnow Manの公式ポップアップをソウルで開催するなど、積極的な活動を行っています。
今後の展望
レコチョクグループは、「音楽市場の最大活性化」というミッションのもと、今後も国内アーティストの楽曲をグローバルに展開できるよう、世界各国の音楽配信サービスとの提携を進めていく予定です。この新たなステップは、日本の音楽業界における重要なマイルストーンとなり、アーティストの活動の幅を大きく広げることでしょう。
まとめ
レコチョクグループとDreamus Companyの提携は、音楽権利者やインディーズアーティストに新しい機会を提供するだけでなく、日本の音楽が韓国市場でさらに認知される道を開くものです。アーティストやリスナーにとっても、待ち望まれる新たな時代の幕開けとなることでしょう。