IMAGICA Lab.が新たなクラウドポストプロダクションサービスを提供開始

IMAGICA Lab.が新しいポストプロダクションサービスをスタート

映像制作が進化を遂げる中で、IMAGICA Lab.は2025年1月より、クラウドを利用した先進的なポストプロダクションサービスを提供開始することを発表しました。このサービスは、映像制作の各プロセスをワンストップで支援し、これまで以上に効率的な制作環境を実現します。

新たな時代の映像制作

近年、映像制作業界ではデジタルコンテンツの多様化に伴い、敏速かつコスト効果の高い制作フローが求められています。従来のポストプロダクションでは、高価な設備や広帯域のネットワーク、大容量ストレージを備えたスタジオが必要でしたが、多様化する予算や需要に応じた柔軟な対応が求められています。特に、フリーランスのエディターやクリエイターによる自宅やオフィスでの共同作業が増加する中で、物理メディアのやり取りに伴うセキュリティリスクが顕在化しています。

クラウドを活用した新たな体制

IMAGICA Lab.は、ビジュアル・グラフィックス株式会社（VGI社）が提供するクラウドコラボレーション環境「Mass」を導入することで、業界に革新をもたらします。このシステムにより、銀座、虎ノ門、麻布十番、大阪の各スタジオとクラウドが連携し、より柔軟で効率的なポストプロダクションが可能となります。

1. クラウドプラットフォームによる一元管理

新サービスでは、映像の企画から例えば撮影、編集、CG制作、グレーディング、MA、デリバリーといった全てのプロセスが一つのクラウドプラットフォームで管理されます。アクセス権を制限することで、営業秘密や未公開素材のセキュリティが強化され、物理メディアを介したやり取りを最小限にとどめることができます。

2. 効率的なコラボレーション

「Mass」を活用することで、制作スタッフやクライアントとのコミュニケーションが飛躍的に向上します。即時にフィードバックが可能となり、制作スピードが大幅に加速します。また、Mass Desktopアプリケーションでは、直接素材にアクセスして作業ができ、遠隔地での効率的な共同作業が実現します。

3. 精密な映像レビュー

メディアファイル登録時には、技術メタデータが自動で取得され、詳細な情報で検索が可能になります。フレーム精度での確認ができるWebブラウザベースのプレイヤーによって、タイムコードに基づいた指示も簡単に行えます。これにより、制作プロセス全体にわたる精密な映像レビューが実現されます。

新しい制作環境を提案

IMAGICA Lab.の新サービスは、高いセキュリティを保ちながらも、リモート環境からでもアクセス可能な制作体制を整えます。これにより、スタジオを確保できない場合でも会議室などでスムーズに作業が進められ、フリーランスやクリエイターも「Mass」を利用して安全にプロジェクトに参加できるようになります。つまり、多様な制作ニーズに応えるクリエイティブな環境を提供します。