人気の配当株ランキングが発表され、日本たばこ産業が1位に
2025年3月12日、株式会社日経CNBCから「あなたの好きな配当株は?」というテーマのアンケート結果が発表され、注目のランキングが明らかになりました。調査は3月6日から10日にかけて行われ、現役の投資家144名が参加しました。その結果、最も支持を受けたのは日本たばこ産業(JT)で、堅実な配当利回りが評価されました。
アンケートの結果
調査の結果、上位12社の顔ぶれは以下の通りです。
1. 日本たばこ産業(JT)
2. 三菱商事
3. 三井住友フィナンシャルグループ(FG)
4. 三菱HCキャピタル
5. 商船三井
6. トヨタ自動車
7. 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)
8. オリックス
9. 日本郵船
10. NTT
11. ソフトバンク
12. その他の企業
この結果について、日経CNBC解説委員長の直居敦氏は「商社や金融などの大手企業が多く名を連ねたことが印象的」と語りつつ、配当利回りが3%を超える事例も増えているとの分析を行いました。
投資家の声
調査結果に寄せられたコメントも注目されます。「日本たばこ産業」を選んだ投資家の一人は、タバコ事業だけでなく医療や食品分野にも展開していることから「安定した配当が期待できる」と述べています。別の投資家は、長年保有しているトヨタ自動車について「日本を代表する企業として、一貫した配当と含み益がある」との感想を寄せています。
現状の配当利回り
昨今の株式市場における情勢を考えると、配当利回りが上昇している傾向があります。日経CNBCキャスターの岡村友哉氏は、特に3月の決算期が近づく中で「配当株への関心が高まっている」と強調しています。このように、経済の不確実性が高まる中で投資家が安定を求める姿勢が伺えます。
動画配信サービスの活用
日経CNBCでは、アンケート結果に基づく議論が行われた「昼エクスプレス」の映像を無料で公開しています。視聴者は、日経CNBC onlineやYouTubeチャンネルでの視聴が可能です。これを通じて、最新のマーケット情報や配当株の動向について深く学ぶことができるでしょう。
今後の展望
今後も、配当株への関心は続くことが予想されます。特に、国際情勢や経済動向が企業業績に影響を及ぼす中で、投資家にとっては魅力的な選択肢となるでしょう。また、投資家の意見が反映されたランキングも、今後の投資戦略に役立つ情報源といえるのではないでしょうか。
このように、2025年の人気配当株ランキングは投資家にとって重要な指標となり、新たな投資チャンスを考える上での一助となることでしょう。今後もこの分野の動向に注目していきたいですね。