音楽劇『くるみ割り人形外伝』がFODで独占配信開始！クリスマスの夜にぴったりの物語

寒い冬の夜に、一つの特別な物語が私たちの前に広がります。フジテレビが特別に制作した音楽劇『くるみ割り人形外伝』が、12月24日（水）0時からFODプレミアムで独占見放題配信が開始されます。この作品は、8月のLIVE配信でも好評を博したもので、待望の映像化です。

この音楽劇は、あらゆる芸術の要素が一体となった新しい形の“ファミリー音楽劇”として、訪れたクリスマスにぴったりです。脚本・演出を手がけるのは、劇団「根本宗子」の創設者であり、数々の作品で名を馳せている根本宗子氏。彼女の描くこの作品は、世界的に有名なバレエ『くるみ割り人形』を基にしたオリジナルストーリーで、内気な少女クララが大好きな人形と共に一夜の冒険に出かけ、大切なものを見つける旅を描いています。

物語の中心にいるのは、歌や踊りが大好きな少女・クララ。彼女は感情が豊かな一方で、ある出来事を機に自分の気持ちを心にしまい込み、人前では無関心なふりをするようになってしまいます。唯一心を許していたのは、彼女のお気に入りのうさぎの人形。そんな彼女が迎えたクリスマスの夜、クララの心の中にある「ひとつのウソ」が世界を揺れ動かす大事件の引き金となります。そして、彼女はうさぎとの絆を通じて、自らの本当の気持ちと向き合い、重要なものを取り戻すための冒険に出発します。

2023年にKAAT神奈川芸術劇場で初演された本作は、その革新的な芸術表現で多くの観客を魅了しました。演劇、音楽、踊り、さらには歌舞伎のエッセンスも取り入れた本作は、子どもから大人まで幅広い年齢層に支持され、盛況のうちに幕を下ろしました。根本氏は「この作品を死ぬまで再演し続けたい」と語り、2025年の夏に再演を予定しているとのこと。映像作品として新たに編集されたこの冬の配信が、多くの人に喜ばれることを願います。

音楽面にも注目です。音楽を担当するのは、独自のスタイルと演奏力で知られる「チャラン・ポ・ランタン」の小春です。アコーディオンを基にした生演奏が舞台全体を包み込み、物語の感情を繊細に表現します。また、アコーディオン、ドラム、ベース、サックスからなるライブミュージックが物語にインパクトと温かみを与え、観客の心を解きほぐします。

主演のクララ役には澤田杏菜さんと寺田美蘭さんのダブルキャストが起用され、豪華な面々が脇を固めます。中村鶴松さん、一色洋平さん、音楽ユニットのももさん、舞踊家の山之口理香子さん、そしてライブミュージシャンとしてふーちん、さくらん、岡村“オカピ”トモ子さんといった面々が集結し、圧倒的な舞台を繰り広げます。

イブの夜、暖かい家の中でこの芸術作品を楽しむなんて、何と素敵なことでしょう。FODプレミアムは映像の中で劇場の熱気や臨場感をそのままにお届けします。根本宗子氏自身も「子供から大人まで全世代が楽しめるこの作品がクリスマスに映像で帰ってきます」と語り、多くの人々にこの作品を届けたいという熱い思いを持っています。

新たな命を宿した音楽劇『くるみ割り人形外伝』を、ぜひご家庭で心ゆくまでお楽しみください。クリスマスの定番として多くの家にこの物語が貴重な思い出となることを願ってやみません。