新たな音楽体験として生まれ変わる「ブルー」
音楽シーンに新たな風を吹き込むコラボレーションが実現しました。「歩く人」と「エルスウェア紀行・安納想」が手を組み、フジファブリックの名曲「ブルー」を集音歌詞Ver.としてリメイクしました。この新たなプロジェクト「集音歌詞」では、歌詞のもつ情景を聴く人々の視点で可視化し、聴覚と視覚を通じて新しい音楽体験を提供します。
「集音歌詞」とは、様々な人々の視点から見える歌詞の情景をフィールドレコーディングによって集音し、音と映像で表現する試みです。同じ楽曲でもさまざまな解釈や発見が楽しめるという、聴き手に新しい感覚を与える企画です。このプロジェクトは、CREATIVE SAMPLING COLLECTIVEの「スポンジ バンッ バンッ」をプロデュースの元、進行しています。
今回の第二弾作品として、雨季の憂鬱を吹き飛ばす明るいメロディが魅力のフジファブリック「ブルー」は、主に「歩く人」が自らの“青春”を基に感情を集音して制作されました。さらに「エルスウェア紀行・安納想」が、ウィスパー調の美しいボーカルで彩ることで、深みのあるアレンジが生まれました。「ブルー -集音歌詞 ver- (feat.安納想)」は、青春の瑞々しさを感じさせてくれる作品として、リスナーに強い印象を残します。
さらに、「ブルー -集音歌詞 ver- (feat.安納想)」のビジュアルジャケットが公開されました。大きな瞳に“青春”を詰め込むというアートディレクター柴谷麻以が手がけた作品は、ノスタルジックでありながらも、ブルーの色合いで美しく仕上げられています。これらの要素が一堂に会することで、新たな音楽体験が生まれています。
音源と映像の配信は、2023年6月18日(水)に行われる予定です。音楽ファンの方々は、この新たなアプローチにぜひ注目してください。
映像制作の裏側
今回のミュージックビデオの制作には、映像ディレクター永田俊が携わっています。彼の独特な視点と表現力によって、音楽と映像が一つになり、楽曲の情景がより一層伝わってくることでしょう。また、アートワークは柴谷麻以が手掛け、このプロジェクトのビジュアルにも多大な貢献をしています。
「集音歌詞」とは?
「集音歌詞」は、視聴者の違った視点を音で表現するプロジェクトであり、単なる音楽とは異なる体験を提供します。さまざまな人々が集めた音の景色を通じて、視聴者は楽曲に新たな深みを見出すことができるでしょう。このように、プロジェクトは音楽の新たな魅力を再発見させてくれます。
歩く人とエルスウェア紀行・安納想について
『歩く人』は、VOCALOID楽曲を通じて多くのファンを魅了し、デジタルサウンドや環境音を重視した作品作りで知られる作曲家。その独特なサウンドは、他のアーティストとのコラボや楽曲提供にまで拡大しています。
一方、『エルスウェア紀行・安納想』は、ブラックミュージックやゴスペルをルーツに持つ二人バンドで、70年代シティポップのフレーバーを交えたサウンドが特徴です。各々が持つ豊かな表現力が、音楽に新たな息吹を吹き込みます。
ぜひ、2023年の新たな音楽体験として、「ブルー -集音歌詞 ver- (feat.安納想)」をお楽しみに!