Mawariとバーチャル・エイベックスが手を組む!
2023年、株式会社Mawariとバーチャル・エイベックス株式会社は、VR体験の領域で革命をもたらす「vTubeXR」のアーリーアクセスパートナー契約を締結しました。この協業では、両社の最新技術を結集し、2025年5月27日から開催される大阪・関西万博に向けた新しいバーチャル体験が発表される予定です。
vTubeXRとは何か?
vTubeXRは、VTuberとファンがまるでリアルに顔を合わせたかのように交流できるプラットフォームです。これは、Mawariが開発したクラウドベースのリアルタイム3Dストリーミング技術と、DePINによる分散型サーバーをベースにしており、特別な機器なしでも高品質で低遅延のコミュニケーションを提供します。これにより、ユーザーはどこにいても、気軽にVTuberとインタラクションが可能になります。
本プラットフォームは、VTuberファンの新たなニーズを受けて進化しています。Mawariが行ったユーザーアンケートによると、約80%のユーザーが「より没入感のある個別体験」を望んでおり、また90%は「リアルタイムの立体的体験があれば有料でも利用したい」と回答しています。このデータはvTubeXRの提供する体験がファンから強く求められていることを裏付けています。
収益化のビジョン
vTubeXRはただの体験を超えた収益化のモデルをも視野に入れています。今後はチケット制イベントに加え、デジタルグッズの販売やリアルタイム課金機能の実装など、多様な収益化手段が計画されています。これにより、IPホルダーは自身のアバター資産を最大限に活用し、新たなファンエンゲージメントモデルを確立することができます。このような新しいマネタイズ環境により、特別なVIP体験や限定イベントも提供することで、VTuberビジネスの収益性向上が期待されています。
次世代デジタルエンターテインメントへ
バーチャル・エイベックスとMawariは、今後も他社やさまざまなIPホルダーとの連携を強化し、より多くのVTuberやバーチャルアーティストを取り入れたコンテンツの創出を目指しています。これによって、3Dアバターのインタラクティブ・ストリーミングの新たな可能性を開拓し、国内外問わず業界全体のユーザー体験とビジネスモデルの進化を支援していく方針です。
vTubeXRは、単なる仮想的なミート&グリートの枠を超え、次世代デジタルエンターテインメントの基盤としての進化を目指しています。Mawariは、XR技術を用いた革新的な体験の創造を通じて、全世界のファンとVTuber、さらにはデジタルエンターテイナー、インフルエンサーとのつながりを深め、より豊かなコミュニケーションを実現していくことでしょう。
企業の背景
バーチャル・エイベックス
バーチャル・エイベックスは、バーチャルアーティストのプロデュースとバーチャルイベントの企画制作を専門とする企業です。「まりなす」や「LiLYPSE」などのユニットをプロデュースし、音楽イベントやメタバース内での大規模イベントも手掛けています。これにより、VTuber文化の発展に大きく寄与しています。
Mawari
株式会社Mawariは、空間コンピューティングを通じて、世界初の分散型物理インフラネットワーク「DePIN」を提供しています。AIエージェントの普及を進めつつ、リアルタイムでの没入型3D体験を遅延なくグローバルに配信しています。AIとXR技術の融合により、本当に「そこにいるような体験」を実現しています。今後もこの技術を駆使して、VTuberやファンのつながりを促進していくことでしょう。