INSTANT ALTERがデビューアルバムを発表！多彩なサウンドが融合する革新の一端を聴け

INSTANT ALTERが届ける新たな音楽の冒険

新たに登場したフューチャーフュージョン・バンドINSTANT ALTERが、待望のデビューアルバム『INSTANT ALTER』を発表しました。本作は、サックス奏者のEmilio Modesteと、ヴォーカリストのNatasha Agramaを中心に構成されており、プロデュースには名高いLenny WhiteとStanley Clarkeが名を連ねています。彼らの手によって生み出されたこの作品は、音楽の枠を超えた新しい体験をリスナーに提供します。

アルバムの全貌

『INSTANT ALTER』には、オリジナル楽曲とクラシックの再解釈をふんだんに盛り込み、ジャズ、プログレッシブ・ロック、エレクトロニック、ブラジルのトロピカリアといったさまざまなジャンルが交錯しています。特に「Con Polaris」は、インターステラーな疾走感を伴った魅力的な楽曲で、オープニングを飾っています。

他にも「Nothing New」はその爆発的な推進力が印象的で、聴き手をぐいぐいと惹きつけます。さらに「Focus (Garnet)」はサイケデリックな印象を与えてくれる一曲であり、「Golden Dawn」はCarlos Santanaの影響を感じさせる至極のメロディーが特徴です。これらの楽曲を通じて、INSTANT ALTERは大胆な実験的精神を追求しています。

加えて、「Fruit Of…」や「No Need」など、心に響く楽曲も多数収録されています。特に、Kassa OverallとStanley Clarkeを迎えたCaetano Velosoの名曲「Oração Ao Tempo」のカバーは、祈りや魂の響きが感じられる貴重な一曲です。これらは、聴くものに深いメッセージを届けています。

カルテット編成による自由な演奏

INSTANT ALTERのユニークな点は、ドラマーのMiguel Russel、ベーシストのRyoma Takenagaを加えたカルテット編成にあります。特筆すべきは、コード楽器を使用しないことで生まれる自由で予測不可能なインタープレイです。このスタイルにより、繊細さと爆発力が共存し、その音楽はまるでシネマティックな物語を語りかけるようです。聴く者を冒険の旅へと誘うその体験は、内面的な探求も促します。

音楽的な影響を受けているアーティストには、Miles Davis、Prince、Björk、George Lucasなど、革新を求めるクリエイターが名を連ねています。INSTANT ALTERは、彼らの精神を受け継ぎつつ、Return to ForeverやLiving Colourといった過去のスーパー・バンドの魂を現代へと引き継いでいます。これにより、本作は聴く人に新たな次元への導きを提供します。