加藤和樹が新曲「アウトキャスト」を披露
去る12月10日、国連が定める「人権デー」に合わせて、東京大学の学生団体「東京大学UNiTe」が制作したアニバーサリーソング『アウトキャスト』が公開されました。この曲を歌ったのは、俳優や声優、歌手として多彩に活躍する加藤和樹氏です。「アウトキャスト」とは、社会からしめ出されたり周辺化された人々を意味し、この楽曲はそんな人々への思いを込めて制作されました。
ボイス・オブ・ユース JAPANとは?
「ボイス・オブ・ユース JAPAN」は、2018年に東京大学の学生たちによって設立された若者向けのWebプラットフォームで、世界中の優先事項に文化や芸術を通じてアプローチすることを目指しています。現在も若者たちによって運営されており、当団体はSNS時代の中で、特に声を上げるのが難しい若者たちが安心して思いを表現できる場を提供することに力を入れています。
特に「VoYJ Song Project」は、言葉では表現できない思いを音楽の力で届ける取り組みとして注目されています。これまでには数多くのアーティストが参加し、毎年アニバーサリー・ソングを発表してきました。過去には安田祥子さんやマシュー・モリソンさんといった著名なアーティストが協力しており、2024年にはMr. Bigのエリック・マーティンさんも参加予定です。
「アウトキャスト」の内容
今回の『アウトキャスト』は、30年以上前の少年の思いを反映した内容であり、時間が経っても変わらない思いを語っています。加藤氏の温かい歌声は、これを聞くすべての人々にポジティブな影響を与え、聴く人の心に寄り添うことを目的として制作されました。ミュージック・ビデオには東京大学の学生も参加しており、より多くの人々に届くことを願っています。
加藤和樹氏は、「この曲は柔らかくあたたかいが、切実な思いがある」と述べ、自らも過去の言動を振り返る機会になったとコメントしています。また、「違い」を受け入れ、お互いを知るためのメッセージを込めて歌ったことも明かしました。
若者たちへのメッセージ
VoYJの代表である萩野聡子さんは、「7周年という節目は、成長を実感できる大切な時間」と語り、「違いを知ることで補い合う世界を目指したい」との思いを明かしました。このように、音楽を通じたメッセージは、若者たちにとって心に響くものであり、SoundcloudやYouTubeなどで広く聴かれることを願っています。
「アウトキャスト」のミュージック・ビデオは、以下のリンクから視聴可能です。
ボイス・オブ・ユース JAPAN YouTube
私たちの中に潜む「違い」を理解し、共感しあえる社会を築くため、加藤和樹氏の『アウトキャスト』は、多くの人々の心に届く力強いメッセージを放ち続けています。これは、ただの音楽ではなく、未来を変える一歩となることでしょう。