豆腐の魅力が世界をつなぐ!
2025年6月、大阪・関西万博にて、「RELAY THE FOOD~未来につなぐ食と風土~」というテーマのもと、豆腐の魅力を広くアピールするイベントが開催されました。このイベントは、一般社団法人日本豆腐マイスター協会が主催し、全国豆腐連合会や関西とうふ連合会と連携し、その盛り上がりは全国から集まった10万人以上の来場者を魅了しました。
大好評!ニッポン豆腐百選2025
このイベントの目玉の一つが「ニッポン豆腐百選2025」の冊子です。厳選された全国各地の豆腐を1冊にまとめ、来場者はその芳醇な豆腐の世界に引き込まれました。冊子は5,600部作成され、会期中に完売! 来場者からは、「豆腐はどれも同じだと思っていたけど、実はこんなに違うなんて知らなかった」という多くの声が寄せられました。
会場では、豆腐に使用される様々な大豆の実物展示や、豆腐チャートなど、豆腐の多様性を実感できるパネルも展示。これによって、訪れる人々の豆腐に対する理解が深まったことでしょう。さらに、特設されたWEB版でもその情報が公開されています(
ニッポン豆腐百選2025)。
3Dプリンター豆腐の大人気
また、特に注目を集めたのが、3Dプリンターを用いた豆腐の展示です。全国豆腐品評会で金賞を受賞した「山本の豆腐(にがりもめん)」が、3Dプリンターによって忠実に再現され、来場者はそのリアルさに驚かされました。お豆腐親善大使の加藤紀子さんもその出来栄えに満足の様子で、「本物かと思った!」と感想を述べました。
この新しい豆腐体験は、幅広い世代に支持され、特に子どもたちにとっては楽しい触れ合いの時となりました。来場者は、そのリアルな木綿豆腐に驚き、触れることでさらに豆腐への理解が深まったようです。
豆腐職人とのふれあい
さらに、6月13日には豆腐づくりの魅力を体験できるポップアップイベントも開催され、会場は賑わいを見せました。現代の名工による豆腐職人の技や、実際の豆腐づくりの体験を通じて、多くの学びや感動があったことでしょう。
参加者の中には、お豆腐づくりを楽しむ小学生もおり、「自分で作った豆腐が大好き!」と笑顔で話していました。このような体験を通じて、熟練の技を持つ豆腐職人たちとのつながりや、豆腐の奥深さを実感する機会となったようです。
豆腐マイスターたちの熱意
イベントの運営は、全国から集まった豆腐マイスターたちがサポートしました。彼らは、豆腐に賭ける熱い思いを来場者に伝え、豆腐作りの魅力を余すところなく伝えました。豆腐の多様性を感じ取れる内容となり、訪れる人々を親しみと共感で包み込みました。
未来を見据えて
「TOFU EXPO2025」の総合プロデューサーである豆腐マイスター工藤詩織さんは、「このイベントを通じて、親しみやすい豆腐を知っていただけるきっかけになれば嬉しいです」と話しています。豆腐の魅力を再発見し、伝統と現代技術が融合する姿を示した本イベントは、今後も持続可能な食文化の構築に貢献していくことでしょう。
AIマスコットキャラ「こきぬちゃん」
さらに、AIがデザインしたマスコットキャラクター「こきぬちゃん」も話題になり、SNSでの注目度は高まり続けています。「豆腐の世界がこんなに奥深いとは!」という声が寄せられ、多くの人々に豆腐の魅力を伝える役割を果たしています。今後も豆腐イベントを通じて、地域の特産品の魅力を多くの人に届けていくことが期待されます。イベントは、豆腐の新たな可能性を追求しながら、伝統食品としての豆腐の大切さを再認識できる場所となりました。