8月21日、東京都・Veats Shibuyaで行われたWASURENAのデビューライブ「WASURENA Debut Live 〜忘れられない、始まり。〜」は、元AKB48の永尾まりやがプロデュースを手掛ける新たなアイドルグループの初めての舞台として記憶に刻まれる日となった。このグループは、元AKB48の佐々木優佳里をはじめ、元STU48/my favの川又あん奈、元LarmeRの牧野りりさ、そしてAKB48グループのドラフト会議最終候補者である向山藍来、春乃心咲、月代モカの6人から構成されている。各メンバーは異なる経歴を持ちながらも、共通の目標に向けてひとつとなる姿が印象的だった。
ライブの冒頭で披露されたのは、グループのリード曲「未来航路」。不安や悩みを抱える中でも、大切な人の声を信じ、再び歩み出す姿を描いたこの楽曲は、彼女たちの決意をしっかりと表現していた。緊張感を漂わせながらも彼女たちのパフォーマンスは堂々としたもので、会場に詰めかけたファンたちに新たな航路へ出発する思いを伝えた。
その後、メンバーは自己紹介をし、喜びや感謝の意をそれぞれが語る時間が設けられた。ファンとの絆を築く大切な瞬間でもあった。続いて、キュートな恋心がテーマの「LOVE独占中」や、家族や友人との楽しい思い出を思わせる「Enjoy Summer」といった楽曲が次々と披露されると、会場は一体感に包まれた。エネルギッシュな笑顔とともに、WASURENAの多面的な魅力が存分に伝わるステージを展開。
ライブの中盤では、メンバーがデビューに対する思いを吐露。小学生以来、11年ぶりにアイドルとして賛歌を歌った向山藍来は、自身の歴史を振り返り涙を流し、側にいた春乃心咲も感情が溢れ出す瞬間だった。集まったファンはその姿にエールを送ることで、温かい空気感が生まれた。
続いてのパフォーマンスには「瞬情リアリティ」が登場。ファンにガチ恋の口上を煽る場面では、客席から一斉に声が上がり、会場のボルテージはさらに高まった。最終曲の「存在に照明」が演奏される際には、メンバーが「これが最後の曲です」と告げると、ファンから惜しむ声が漏れ、その期待に応えるように力強く歌い上げた。
ライブが終わると、観客からは再度のアンコールが起こり、彼女たちは再び「未来航路」をパフォーマンス。デビューを飾ったこの特別な夜を、ファンとともに再確認した。最後のMCでは、来場したファンへの感謝と、今後の活動予定が伝えられ、特に9月26日に開催予定の「大洗海上花火大会2026」に出演することが発表されると、会場は大きな歓声に包まれた。
メンバーは、全員できちんとした挨拶とともに、笑顔でファンに手を振りながら、ステージを後にした。WASURENAはそれぞれの道を歩みながらも、この日一つになった彼女たち。忘れられない素晴らしい幕開けの一夜となったのだ。