2026年4月21日、ロンドンに本拠を置くROLI(ルミナリー・ROLI)が、日本市場において株式会社ヤマハミュージックジャパンとパートナーシップを結び、新たな展開を開始することを発表しました。これにより、ROLIが提供する直感的で自由な表現を実現する楽器や、AIを活用した音楽学習プラットフォームが日本国内でも本格的に提供されることになります。ヤマハが築いてきた全国販売のネットワークを活用し、店舗での販売を中心に、将来的にはオンラインでの購入も視野に入れ、より多くのユーザーに一貫した音楽体験を届ける方針です。
発表イベントは東京・渋谷にあるYamaha Sound Crossing Shibuyaで開催され、同日は多くのメディア関係者やアーティスト、音楽業界の関係者たちが集まり、新たな取り組みへの期待が高まりました。イベントでは、ROLIの製品やAI学習ツールのデモンストレーションが行われ、日本の電子音楽シーンで活躍するアーティストのライブパフォーマンスも披露されました。来場者たちは、ROLIの提供する新しい演奏体験を間近で体感し、音楽の可能性の広がりを実感しました。
ROLIはこれまで、従来の楽器の形に捉われない、新しい演奏インターフェースの開発を行ってきました。音の高さや強弱、音色といった要素を、より繊細かつ直感的に制御できる楽器の開発を進めてきた結果、MPE(MIDI Polyphonic Expression)という新しい表現のスタンダードを確立しました。さらに、近年ではハンドトラッキング技術やAIを音楽学習に応用し、新しい演奏や操作を実現する「Airwave」を開発しました。これをさらに進化させた「AI Music Coach」も開発中で、演奏された音だけでなく、指の動きや演奏フォームに基づいたフィードバックを提供することで、従来にはない学習体験を提供することを目指しています。
日本市場におけるROLIの製品展開では、まず次の主な製品が提供されます。直感的な演奏と学習をサポートするキーボード「ROLI Piano」、独自のキーウェーブ構造で表現力豊かな「Seaboard」、空中で手の動きをキャッチするハンドトラッキングデバイス「Airwave」などが含まれます。これらの製品は、演奏者の細かな動きを音に反映できるよう設計されており、従来の鍵盤楽器とは異なり、自由度の高い演奏体験を実現しています。
ROLI製品は、2026年5月21日からヤマハの直営店や全国の特約店で購入できる予定です。各店舗には実際の製品を体験できる展示が設置され、来店者はその魅力を直接試すことができます。また、ROLIはスタッフへのトレーニングや、日本市場向けに開発されたコンテンツを提供し、安心して製品を選んでもらえる環境づくりを進めています。販売店舗としては、ヤマハ銀座店やヤマハミュージック名古屋店などが挙げられ、今後さらに拡大を予定しています。
本パートナーシップは、楽器とテクノロジー、音楽教育を融合させ、多くの人に音楽を楽しむ機会を提供するという共通のビジョンに基づいています。ヤマハミュージックジャパンは長年、楽器販売や音楽教育に注力し、多くの人々の音楽体験を支え続けてきました。一方、ROLIはデジタル楽器とAIを駆使し、新たな音楽学習と演奏体験を提供しています。ROLIはヤマハとの協業を通じて、両社の強みを生かし、すべての音楽愛好者に新しい体験を提供していく方針です。
ROLIの創業者兼CEOであるローランド・ラム氏は、「ヤマハとともに日本で新しい一歩を踏み出せることを大変光栄に思います。日本は豊かな音楽文化と、高い感性を持つ市場です。テクノロジーと創造性、AIの力を駆使して、より多くの人が音楽を学び、演奏し、自由に表現できる未来を一緒に築いていきたい」と述べています。
ヤマハミュージックジャパンについて:総合楽器メーカーであるヤマハ株式会社の完全子会社で、楽器販売や音楽教育を通じて人々の音楽体験をサポートするプロフェッショナルとして知られています。
ROLIについて:2021年に設立された音楽テクノロジー企業。AIとハンドトラッキング技術を駆使し、誰もが直感的に音楽と向き合える環境を整えています。また、ハンドトラッキング技術に関してリーディングカンパニーであるUltraLeapを買収し、その技術を基盤に高精度な音楽体験を提供する「Airwave」を開発しています。公式サイトはこちら:
ROLI公式サイト