日本のサウナ文化を世界へ—『Chonmage-Towel』の初出展
日本のデザインをサポートする一般社団法人日本DESIGN BANKは、フィンランドで開催されるサウナイベント「World Sauna Forum 2025」に新しい商品『Chonmage-Towel』を初めて出展します。これは、2026年6月4日から6月6日までの期間に開催されるもので、日本の温泉文化をフィンランドというサウナの本場で紹介する貴重な機会となります。
『Chonmage-Towel』は、使い勝手を重視したデザインが特徴的で、湯船に浸かる際に頭に載せやすい形状となっています。これにより、サウナや温泉施設だけでなく、様々なシーンでの活用が期待されています。開発はプロダクトデザイン企業の「bon.」が手がけ、ユーザーの声を大切にした製品作りを目指しています。
このプロジェクトは、一般社団法人日本DESIGN BANKが2016年から支援している「bud brand」の一環で、次世代クリエイターの発信をサポートしています。『Chonmage-Towel』は、2021年に開発され、昨年のミラノデザインウィークでも展示されたもの。今回のフィンランドでの出展を通じて、海外のサウナ文化についてのフィードバックを受け付け、商品化を進める計画です。
イベント情報
- - 会場: Sataman Viilu
- - 住所: Satamakatu 10, 40100 Jyväskylä
- - 開催期間: 2026年6月4日 - 6月6日
- - 開催時間: 初日は9時から、最終日は16時までに変更されます。
このイベントは毎年6月に行われるフィンランドのワールドサウナフォーラムで、世界中のサウナ愛好者や業界関係者が一堂に会する国際イベント。2025年のフォーラムでは、サウナ文化の伝統と革新をテーマに様々なプログラムが展開される予定です。
プロダクトデザインと理念
デザイナーの瀧澤光さんと田村開さんが所属する「bon.」では、消費者のニーズに応える製品作りを目指しています。「こんな物が欲しかった」と感じてもらえるよう、様々な視点からデザインを行っています。これは、単に見た目の美しさだけでなく、具体的な使用シーンを想定した実用性も重視した取り組みです。
『Chonmage-Towel』は黒と金の2色展開で、洗練されたデザインとは裏腹に、実はサウナや銭湯での使用が容易にできる工夫が随所に施されています。湯船や水風呂に浸かる際には、コンパクトに丸めて頭の上に置くことができるため、快適さを追求した商品です。
日本のデザインを世界へ
一般社団法人日本DESIGN BANKは、日本のデザインを世界に発信することを使命とし、次世代のクリエイター育成やデザインの質向上に努めています。今回の『Chonmage-Towel』の出展は、その一環として、日本の優れたデザインを世界に広める大きなステップとなるでしょう。
この機会に、ぜひサウナ文化の新たな一面を体験し、その使い心地を直接感じてみてください。