日本製カセットテープの未来を切り開く「磁気研カセットラボラトリ」の魅力

磁気研カセットラボラトリのご紹介

日本のカセットテープ文化を支える「磁気研カセットラボラトリ」は、株式会社磁気研究所が運営するカセットテープ生産施設です。この工場は、2020年に開設され、独自の生産システムを構築。材料調達からマスタリング、複製、カセットへの盛り込み、包装までを一貫して行う体制を整えています。年産約2万本という生産力を持ち、厳選された素材と最新の技術で徹底的に品質を追求しています。

磁気研究所の誇る生産技術

磁気研カセットラボラトリの生産技術は、業界の老舗企業から引き継がれたものです。2020年、長年にわたりカセットテープを生産してきた企業が事業を閉じることになり、その際に機材を譲り受け、現在も活用しています。これにより、現役のエンジニアが30年以上の経験を生かして、安定した品質を提供しています。これらの技術は、磁気研究所が掲げる「過去のカセットテープを超える品質」を実現するための基盤となっています。

また、カセットテープの製作過程を紹介した約3分の映像も公開されています。生産現場の貴重な光景をぜひご覧ください。

ミュージックカセットテープの製作サービス

磁気研究所では、自社でミュージックカセットテープの製作も行っています。例えば、1000本のカセットテープを製作する際、音源の入稿から確認用サンプルの作成まで約3営業日、サンプル校了から包装完了まで約7営業日を要します。すべての工程を自社内で完結できることが、このサービスの大きな特長です。短い納期にも対応し、品質を保持しながら提供することが可能です。

カセットテープは、デジタル録音では出せないやわらかい音質や、物理的なテープとしての存在感が魅力です。これにより、カセットを愛する世代には懐かしい思い出を、新たな世代にはカセットの楽しさを伝えることを大切にしています。