グッチ銀座ギャラリーでの特別展が好評につき延長
東京都中央区のグッチ銀座ギャラリーで、アーティスト横尾忠則による展覧会「未完の自画像 – 私への旅」が、訪れる人々に新たな感動を与え続けています。2025年11月9日(日)までの延長が決まり、これに合わせて新作も加わりました。これは、横尾忠則氏のユニークなアプローチで、アートの「未完さ」に新たな価値を見出す試みです。横尾氏が直面してきた創造の過程が表現され、作品を通じて自身の個人的な物語を語っています。
延長された会期と新作展示
グッチ銀座ギャラリーの今回の展覧会は、南雄介氏をキュレーターに迎えたもので、6点の新作を含む計7点が展示されています。特に注目すべきは、横尾氏の奥様であり、約70年共に過ごしてきた横尾泰江氏の絵画がコラージュとして初めて組み込まれた点です。多様なスタイルやテーマが一つの作品に融合し、横尾氏の言葉「家族とは謎で不思議なもの」がより鮮やかに浮かんでいます。この作品群は、夫婦や家族としての深い絆に静かに迫っており、観る者に独自の体験を提供します。
また、すでに展示されている自画像や家族肖像シリーズの続編であり、初夏に描かれた6点の作品が参加しています。これらは横尾氏の独自の視点が反映されたもので、アートの「未完さ」に新たな解釈を加える貴重な機会となっています。
インスタレーションの展開
さらに、グッチ大阪や心斎橋大丸のグッチショップでも、今回の「未完」をテーマにしたインスタレーションが展開されており、より多くの世代や地域の人々に横尾氏の作品が届けられることとなっています。このように、アートの普及と理解を促進するための挑戦でもあります。
展覧会について
開催場所
グッチ銀座ギャラリー
東京都中央区銀座4-4-10 グッチ銀座 7 階
会期
2025年11月9日(日)まで (会期延長)
営業時間
11:00 – 20:00 (最終入場 19:30)
入場
無料・予約不要
詳細情報は
グッチの公式サイトをご覧ください。
横尾忠則とは
横尾忠則氏は、現代美術家として国際的に知られています。1936年に兵庫県で生まれ、1972年にはニューヨーク近代美術館での個展が大成功を収めました。その後もヨーロッパや南米の主要なビエンナーレに招待され、世界中の美術館で数多くの個展を開催してきました。日本のアートシーンにおける重要な人物となり、作品は数々の著名な美術館に収蔵されています。
これからも横尾氏の新作や展示は期待されており、彼の次の一歩にも注目が集まっています。2026年春には、彼の作品集がThames & Hudsonから全世界で発売される予定です。是非、この機会に彼の作品に触れてみてください。