BOSSが初のアート・バーゼル・アワードを発表
新たに設立された「アート・バーゼル・アワード」のプレゼンティング・パートナーを務めるBOSSの発表は、現代アートと文化の分野において大きな注目を浴びています。アート・バーゼルとのパートナーシップを通じて、BOSSは先駆者たちとの結びつきを強化し、クリエイティブな未来のオピニオンリーダーを称える意図を明かしました。
アート・バーゼル・アワードの概要
このアワードは、アート界における業績を評価する従来の賞とは異なり、広範な影響力を持つ芸術活動や貢献を称賛するものです。特に注目すべき点は、革新的でジャンルを超える作品を生み出すアーティストだけでなく、アート界に変革をもたらす組織や個人がその対象となることです。
アワードの詳細
アート・バーゼル・アワードは、9つの主要なカテゴリーに分かれており、そのうちの3つはアーティストを対象としています。「エマージング(新進気鋭)」「エスタブリッシュド(確立された)」「アイコニック(象徴的)」の部門では、異なるキャリアステージのアーティストが評価されます。残りの6つは、美術館やキュレーター、後援者、メディア関係者など、アートを支える重要な存在が対象です。
このアワードには、アート・バーゼルのフェア&エキシビション・プラットフォームディレクターであるヴィンチェンツォ・デ・ベリスが審査員長を務める国際的な専門家からなる審査委員団が設置され、36名のアート・バーゼル・メダリストが選出されます。その後、メダリスト同士の投票により、12名のゴールドメダリストが決定されます。
受賞者への特典
受賞者はそれぞれのカテゴリーに応じて特別な機会が与えられます。特にゴールドメダリストには、次のような貴重なチャンスが提供される予定です。
- - エマージング部門の受賞者: 世界的な主要機関での作品展示
- - エスタブリッシュド部門の受賞者: アート・バーゼルでの大規模なコミッションワーク
- - アイコニック部門の受賞者: 次世代アーティストを育成するメンタープログラムの参加
これにより、受賞者は新たな創作のフィールドや展示の場を訪れる機会を得て、さらなるキャリアの発展が期待されます。特に、アート界でのリーダーシップを象徴するこの取り組みは、業界内外での新たなコラボレーションや交流の場にもなることでしょう。
BOSSのアートへのコミットメント
HUGO BOSSのCEO、ダニエル・グリーダー氏は、「ファッションとアートは深く結びついており、アートは我々のDNAの一部である」と述べ、BOSSがアート・バーゼル・アワードを通じてアート支援を次のレベルに引き上げていく意義を強調しました。また、アート・バーゼルのCEO、ノア・ホロウィッツ氏もこの取り組みが業界のリーダーに新たな可能性を開くことを期待しています。
アート・バーゼル・メダリストの発表
アート・バーゼルのメダリストは2025年5月に発表され、6月にはスイス・バーゼルで祝賀レセプションが開催されます。さらには、12月にマイアミビーチで行われる特別な授賞式でゴールドメダリストが表彰される予定です。
BOSSの新しい試みは、アートと文化の未来を切り拓くための重要なステップであり、観覧者やアートファンにとっても大きな模範となることでしょう。