セルジオ・メンデスを称えるトリビュート・プロジェクト始動
日本の音楽シーンに新たな息吹をもたらす公式トリビュート企画が始まりました。音楽レーベル「CROIX JAM」では、ブラジルの伝説的音楽家セルジオ・メンデスに捧げる初のシングル『Mas Que Nada』をリリース。このプロジェクトは、プロデューサーでありアーティストでもあるBajune Tobetaが中心となって進められています。2025年9月5日、メンデス氏の命日にリリースされた同シングルは、彼の偉大な業績を称えるものとなっています。
プロジェクトの背後にある情熱
このトリビュート企画は、メンデス氏の妻であるグラシーニャ・レポラーセの公式認可のもとに進められており、彼女の思いも込められています。Kazuo Yoshidaの編曲により、ブラジル音楽のソウルにジャズとラップの要素を融合させた楽曲は、音楽ファンに新たな感覚を提供します。
シングルにはThais Motta、JOCA、Marianna Leporaceが参加し、ブラジル音楽の華やかさを引き立てています。これは、国際的なセッションによるもので、日伯のトップアーティストたちが一堂に会し、一つの作品に仕上げるという壮大なプロジェクトの第一歩です。このプロジェクトは、2026年のセルジオ・メンデスの命日まで、毎月新しいシングルがリリースされる予定です。
未来の音楽シーンにおける展望
今後のリリースでは、グラシーニャ自身の楽曲も収録される予定で、最終的には全10〜12曲からなるアルバムが完成するといいます。世代や国境を越えた音楽の祝典として、セルジオ・メンデスのスピリットを受け継ぐ作品群が期待されています。
作品詳細
2つの楽曲が収録されているシングルタイトル『Mas Que Nada / Kazuo Yoshida - Sergio Mendes Tribute -』は、Apple Music、Amazon Music、Spotifyなどの主要配信サービスで楽しむことができます。特に、Apple MusicとAmazon Musicではドルビーアトモスによる体験ができ、従来の音楽体験とは異なる次元の音質を提供します。ドルビーアトモスは、頭上から聞こえる音の立体感を楽しむことができ、まるでその場にいるかのような臨場感を生み出します。
参加アーティストのプロフィール
Kazuo Yoshida
和雄は、20歳の時にボサノバのドラムを習得し、多くのブラジルアーティストと共演してきた音楽家です。彼の数々のプロデュース作品により、日本とブラジルの架け橋となっています。
Thais Motta
リオデジャネイロ出身のシンガーは、ボサノヴァやジャズを歌いこなし、国際的にも多くの舞台で活躍しています。
JOCA
ジョカは、独自のスタイルでブラジル音楽に新しい風を吹かせ、特に強いメッセージ性のある楽曲が特徴のラッパーです。
出発点となる音楽体験
トリビュート企画『Mas Que Nada』は、セルジオ・メンデスの音楽が持つ力強さと世界的な影響を再認識するきっかけとなるでしょう。これからのリリースに期待が高まる中、アーティストたちの情熱と新たな解釈が込められた音楽を楽しみにしています。音楽の未来を切り開くこのプロジェクトに、ぜひご注目ください。