ラナメリサの強さ
2026-04-13 17:43:53

ラナメリサが示した音楽の力 — 迷いを共有するステージレポート

ラナメリサが示した音楽の力 — 迷いを共有するステージレポート



4月9日、渋谷のTOKIO TOKYOで、シンガーソングライターのラナメリサによる自主企画イベント「太陽に妬かれて vol.2」が開催されました。今回は、前回に引き続き穂ノ佳との2マンライブ形式で行われ、両アーティストの異なるサウンドながらも共通のテーマ「迷い」を共有しました。彼女たちのパフォーマンスは、成長過程での傷や迷いの豊かさを教えてくれました。

穂ノ佳の圧巻のパフォーマンス



オープニングを飾ったのは、オルタナティブロックシーンで注目を集める穂ノ佳。2022年にVictor Entertainmentのオーディションでグランプリを獲得し、その存在感は見る者を引き込むものがあります。穂ノ佳の持ち時間は30分、全7曲を披露し、MCは「よろしくお願いします」と「ありがとう」のみ。彼女のパフォーマンスは、鋭く歪んだギターリフ、心臓を揺さぶるベース、ドスの効いたドラムの音色で構成された圧倒的なものでした。その音の洪水に浸るうちに、観客の記憶の中のさまざまな過去が甦ります。

「二人日記」や「生きている」などで見せるシャウトや、無邪気な笑顔が印象的でした。特に「やさしい雷」では、観客に優しく包み込みながら、情緒豊かな音楽を提供しました。彼女の存在感は、ただの聴き手に押し寄せるだけでなく、心の深い部分に触れる力を持っていました。

ラナメリサの表現力



ホストアーティストのラナメリサは、昨年メジャーデビューを果たしたばかりで、まだ2曲しか公式リリースがありませんが、この日のステージでは未発表曲も含め11曲をパフォーマンス。アコースティックギターを使った「エロス」の弾き語りでは、強烈な歌詞がSNSでの注目度も高めました。新曲「BAD愛」では、軽快なサビが印象に残りつつも、彼女の複雑な感情を鮮明に映し出しました。

ラナメリサのライティングの魅力は、他者には見せたくない心情を包み隠さず表現するところにあります。全編通じてそのバランス感覚も素晴らしく、中でも「電信柱さん」ではの発声だけで春の情景を思い起こさせ、「夏一辺倒」のサビでは夏の終わりを明確に浮かばせる力を持ちます。

現在地と未来への問いかけ



MCでは、これからの自分自身にどうなりたいのかを問い直し、「満足のいくライブができているか、自分でも探っている」と素直に語りました。迷っているリアルな感情を受け入れ、同じように迷う聴き手の気持ちにも寄り添う姿勢が彼女にますます魅力を増しています。

エンディングでは、次回の「太陽に妬かれて vol.3」を発表し、ベンソン・ブーンの「Beautiful Things」のカバーを披露。最後には「いつまでも私の味方でいてください」と強く言葉を返し、彼女自身の迷いや共感を聴き手と共有する姿勢に思わず引き込まれました。これからどんなシーンが描かれるのか楽しみです。このイベントは、自らの迷いを受け入れながら、手を伸ばすことの大切さをリマインドさせてくれる、重要な一夜でした。


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