イッツフォーリーズ、50周年に向けた夢
1977年に設立されたミュージカルカンパニー「イッツフォーリーズ」。今年、彼らは日本のオリジナルミュージカルを支えてきた50年の歩みを振り返りながら、未来に向けた新たな夢を発表しています。特に注目すべきは、彼らが賛同している「April Dream」の理念、そして「50年後も日本のオリジナルミュージカルを上演し続けたい」という強い意志です。
日本ミュージカルの先駆者、いずみたくの軌跡
イッツフォーリーズの根源は、作曲家いずみたくの情熱にあります。1960年に永六輔氏と共にミュージカル「見上げてごらん夜の星を」を発表。これを皮切りに、いずみたくは生涯をかけて131本ものオリジナルミュージカルを作曲しました。その中には、数々の名作があり、いずみたく自身の理念に基づく劇団の必要性を痛感し、1977年にはイズミ・ミュージック・アカデミーの卒業生を中心に「劇団フォーリーズ」を創立しました。
旗揚げ公演として、同年には「悪魔になってみませんか」をアトリエフォンテーヌで上演し、ファンから高い評価を受けました。以降、この劇団はオリジナルミュージカルを次々と世に送り出します。
海外への挑戦
1988年には、ミュージカル「歌麿」がアメリカで全米6都市16公演を成功させ、日本のオリジナルミュージカルが本場の土壌でも通用することを証明しました。これは、世界に向けた大きな一歩となり、日本の文化が海外でも評価されるきっかけとなりました。このような挑戦は、いずみたくの志を引き継ぐ形で現在のイッツフォーリーズも引き続き行っています。
創立以来の歩みと今後の展望
1992年にいずみたくが他界した後、劇団は「イッツフォーリーズ」という名称に改称し、彼の遺志を受け継いで活動を続けています。最近では、東京を中心に全国各地で公演を行い、ますます多彩な作品を発表しています。近年の人気作には、「バウムクーヘンとヒロシマ」や「ナミヤ雑貨店の奇蹟」などがあります。
50周年に向けた新たな挑戦
2027年に創立50周年を迎えるイッツフォーリーズ。彼らの目指す未来は、50年先も日本のオリジナルミュージカルが愛され続け、人々の心に響く作品を届けることです。彼らは、いずみたくが遺した楽曲の数々を守りつつ、現代を生きる人々にも感動を与える新たなミュージカルを創造し続けます。
イッツフォーリーズは、日本独自の感性を大切にしながら、これからも心に響くミュージカルを発信し続ける活動を行っています。観客に新たな感動を届ける彼らの姿は、今後も目が離せません。