イモトアヤコが語る、夢をかなえる挑戦の力とは？高校生ラボでの講演会

イモトアヤコが語る、夢をかなえる挑戦の力

静岡県磐田市で行われた講演会「高校生ラボ」に、著名なタレントであるイモトアヤコさんが登壇しました。このイベントは市内5つの高校（磐田南、磐田北、磐田農業、磐田西、磐田東）によって企画され、多くの高校生や市民が参加しました。約950人の参加者が見守る中、イモトさんは「世界は無限大！夢をつかむ挑戦の力」というテーマで、彼女自身の経験を基にした講演を行いました。

「行動することが新たな扉を開く」

イモトさんは、2007年に日本テレビの「世界の果てまでイッテQ！」のオーディションに合格して以来、120カ国以上を訪れ、様々な挑戦を続けています。今ではTBSラジオのパーソナリティや、ドラマ、舞台などでも活躍するなど、多岐にわたるスキルを持っています。

今回の講演会は、イモトさんにとって一人で行う初めての講座でもあり、彼女は自らの経験を振り返りながら「とりあえずやってみることが、新しい自分を発見するきっかけになる」と語りました。その言葉は参加者に勇気を与え、ユーモアを交えた彼女のスピーチには、会場中から笑い声が聞こえてきました。

大切なのは次の挑戦を忘れないこと

講演の中でイモトさんは、長距離マラソンを完走した際のエピソードを紹介しました。彼女は成功や達成感にあまり執着せず、次の挑戦に向かうことの大切さを学んだと話します。成功した瞬間を大切にしながらも、それを一時的なものとして受け入れ、次なる挑戦にシフトすることが重要だと語りました。

これに対し、質問タイムでは一人の高校生が「夢を叶えるために、高校生のうちにやっておいた方が良いことは何ですか？」と尋ねました。イモトさんは「まずは自分自身を信じることが大事です。私はスターになりたいと思って、いつも『自分はスターだ』と思って行動していました。皆さんも、なりたい自分になったつもりで生活してみると、素晴らしいチャンスが巡ってくると思います」と語り、参加者たちにエールを送りました。

失敗を恐れずに、次へ進む姿勢を

講演の締めくくりとして、イモトさんは高校生に向けて「失敗を無かったことにするのではなく、その経験から何を学び、どう修正して次に活かすかが大切です。間違えを受け入れ、それを新たな発見に繋げてください」と力強く伝えました。これに対し、企画した高校生からは「無事に開催できてホッとしています。イモトさんの話を聞いて、勉強やスポーツで結果が出ても『これはこれ』と切り替えて、挑戦を続けたいです」との反応がありました。

「高校生ラボ」の意義

「高校生ラボ」は、市内の全ての高校を対象に、各校が50万円を上限に補助を受け、自ら講演会を企画・運営する仕組みです。様々な分野で活躍する方々を招き、高校生がこれからの時代を生き抜くために必要な知識を獲得し、他校との交流を深めることを目的としています。

この取り組みにより、多くの若者が未来に対する視野を広げ、自身の夢の実現に向けて挑戦する力を育んでいます。詳しくは磐田市の公式ホームページをご覧ください。