『ピアノが弾けるようになる本』重版のニュース
最近、音楽界で注目を集めているのが、稲垣えみ子氏が翻訳したジェイムズ・ローズ著の『ピアノが弾けるようになる本』です。この本は、特に音楽初心者に優しく設計された内容で、短期間でバッハの名曲を弾けるようになることを約束しています。NHKの人気番組「あさイチ」に稲垣さんが登場したことで、一気に話題となり、Amazonランキングの学習部門で第1位を獲得しました。なんと、この反響を受けて、本書は早くも3刷へと重版が決定しました。
稲垣えみ子さんが伝えたいこと
稲垣さんは自身のSNSで、「自分が翻訳をするなんて思ってもいなかった」と述べつつ、本書の魅力を語っています。彼女がこの本を通じて伝えたいのは、誰もが内に秘めている「美しいもの」を見つけることの重要性です。本書には、そのためのヒントが詰まっています。ローズ著者は、音楽が人生を豊かにする力を持っていると信じており、自らもピアノによって困難な時代を乗り越えてきた経歴を持っています。
ピアノを弾けるようになるステップ
本書には、具体的な練習方法が示されています。特筆すべきは、1日2小節ずつ、6週間でバッハの前奏曲を弾けるようになるというプログラムです。このステップ方式なら、時間が限られた大人でも無理なく続けられます。また、本書は楽譜の読み方から始まるため、ピアノ初心者にとっても親しみやすい内容となっています。
本書の冒頭では、「まんなかのド」が音楽の基本であることが強調されています。この「ド」を把握することで、ピアノ初心者でも自分の位置を確認しやすくなります。このように、基礎から丁寧に進める内容は、多くの読者を惹きつけています。
誰でも楽しめるピアノの魅力
さらに、イラストや簡単な説明が多い本書は、楽しく学べる工夫がされています。たとえば、ミの鍵盤を3回弾く練習から始め、徐々に「ジングル・ベル」のメロディを弾けるようになる流れは、まさに初心者向けに最適です。このような工夫が、蓄積された練習を意識的に楽しめるようにしています。
ローズの温かなメッセージ
著者であるローズ氏は、ユーモアを交えた温かい励ましの言葉で読者に寄り添ってくれます。その結果、読むだけでも生きる希望を感じられる本書は、多くの人々に感動を与えています。稲垣氏も、おかげで多くの人に手に取ってもらえていることを嬉しく思っています。
最後に
『ピアノが弾けるようになる本』は、音楽を楽しむことの素晴らしさを教えてくれる一冊です。これからピアノを始めたいと考えている方や、再挑戦したい方にとって、非常に貴重な資料となるでしょう。今後のローズ氏の活動にも期待したいところです。日本でのコンサート開催も夢に描きながら、本書を手に取ってみてはいかがでしょうか。
書誌情報
- - 書名:ピアノが弾けるようになる本
- - 著者:ジェイムズ・ローズ(著)、稲垣えみ子(訳)
- - 発売日:2025年7月3日
- - 価格:1,430円(税込)
- - 仕様:四六並製・80ページ
- - ISBN:978-4-8387-3329-3
- - 発行:株式会社マガジンハウス
- - URL:公式サイト