はなまるうどんが創業25周年を迎えるにあたり、その感謝を込めて様々な取り組みを実施することが発表されました。「おいでまい!さぬきプロジェクト」と名付けられたこの活動は、香川県高松市に本社を構える株式会社はなまるが、より多くの人々に讃岐うどんの魅力を伝えることを目的としています。
このプロジェクトでは、2025年1月より香川県内全14店舗において、地元産の小麦粉「さぬきの夢」を使用したうどんの提供が始まります。これは讃岐うどんの伝統を守りながら、革新を図るための大きな一歩です。特に注目すべきは、創業の地である木太店の最寄り駅名が「はなまるうどん駅」に変更される点です。これは、地域住民との一体感を醸成し、祭りやイベントを通じての交流を深めることを目指してのもので、2025年2月25日から約1年間の予定で実施されます。
また、1号店の木太店では、創業当時の人気メニュー「カレーかま玉」の復刻販売も行われます。このメニューは、初代店長である現社長が考案したもので、具だくさんのカレールーと、かまあげしたうどんを一緒に楽しむ特別な一品です。限定メニューとして戻ってくるこの味を楽しみにしているファンも多いことでしょう。
さらに、プロジェクトの一環として、長尾線では1車両のみ運行する特別な「幸運のはなまるうどん号」が運行されます。これに乗ることができる確率はわずか11.1%ということで、乗客の方々に運をもたらすかもしれません。この特別列車は、参加者にとって忘れられない体験となるに違いありません。
また、JRの林道駅の壁面に掲示される巨大なうどんパネルも注目のポイントです。このパネルと一緒に電車が通過することで、「うどん箸上げ」と呼ばれるユニークな景観が楽しめる仕掛けになっています。これは乗客にとって楽しい思い出となりそうです。
このプロジェクトを通じて、はなまるでは讃岐うどんだけでなく、香川県の魅力や文化を発信していきたい意向を示しています。香川の伝統を守りながら、地方創生にも寄与していく姿勢が見受けられます。
創業以来、はなまるうどんは香川県のうどん文化を全国に広めることに寄与してきましたが、今後は地域密着型の活動をさらに強化していくようです。ぜひ、皆様も高松に訪れた際には、はなまるうどんの木太店へ足を運び、その魅力を体感してみてはいかがでしょうか。美味しい讃岐うどんを堪能できるほか、地域への温かい貢献を感じることができるでしょう。