初心者も気軽に楽しめる再生の狂言『ふらっと狂言会♭5』開催

若者向けの新しい狂言体験『ふらっと狂言会♭5』

日本の伝統文化を身近に感じることができる『ふらっと狂言会♭5』が、2025年4月20日（日）11時より国立能楽堂で開催されます。本イベントは、普段狂言に親しみのない方々や若者に向けて開かれるもので、チケットは2月5日（水）から販売がスタートしました。

狂言は室町時代から続く日本の伝統芸能で、一般的にはお堅い印象を抱かれがちですが、その実態は笑いを主体にした舞台演劇です。家庭のコミュニケーションの一環としても楽しむことができ、特に若い世代に新たな視点を提供します。

狂言の魅力を伝える三兄弟

主宰は、28歳の狂言師・6世野村万之丞氏です。彼が率いる『ふらっと狂言会』は、萬狂言に所属する若手狂言師たちによって、半年に一回開催されるイベントで、今回で5回目となります。入場料が通常の狂言会よりも手頃な2000円に設定されており、29歳以下の観客にも優しい配慮がされています。

この会の特長として、公演前に行われる演目解説コーナーが挙げられます。万之丞氏が分かりやすく、楽しい雰囲気で解説するとあって、観客からは笑い声が絶えません。また、終演後には「三兄弟トーク」と称して、野村万之丞氏と彼の兄弟による観客とのQ&Aセッションも計画されており、インタラクティブな体験が楽しめます。

加えて、今回のイベントのために漫画家・東村アキコ氏が描き下ろしたイラストが施された記念撮影用パネルもロビーに設置され、観客に人気のフォトスポットとなっています。さらに、特製ステッカーも販売され、前回のイベントでは好評を博し、すぐに売り切れるなどの反響がありました。今回も新しいグッズが登場予定です。

狂言に親しむ体験フォトスポット

ロビーでは狂言で使用される装束や道具が展示され、観客が実際にそれに触れながら写真を撮ることができる体験フォトスポットが設けられています。舞台道具に触れられる貴重な機会を通じて、観客は狂言の世界により一層近づくことができます。

さらには、三兄弟が揃って演じる狂言が上演される予定で、これまで経験したことのない特別な機会として大きな注目を集めています。

チケットの購入情報

チケットは全国のプレイガイドから購入可能で、オンラインでもアクセスできるため、チケット購入もスムーズです。狂言に初めて触れる方も、リピーターの方も、国立能楽堂にて新たな文化体験をお楽しみいただけます。

さらに、今年は狂言と歌舞伎に関するコラボレーションも実施され、成駒屋三兄弟とのトークイベントも企画されています。このように、多彩なコラボレーションが展開され、さらに広がりを見せる狂言の世界にぜひご注目ください。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。