『LAZARUS』初演
2025-05-31 20:32:23

デヴィッド・ボウイ永遠のメッセージが舞台に!『LAZARUS』日本初演

デヴィッド・ボウイの遺作ミュージカル『LAZARUS』、日本初演



待望のデヴィッド・ボウイの遺作ミュージカル『LAZARUS』が、2025年5月31日(土)にKAAT神奈川芸術劇場で幕を開けます。初日の前日には公開ゲネプロが行われ、キャスト陣と演出を手掛ける白井晃が取材に応じた様子をお届けします。

劇場ロビーでの意気込み



公開ゲネプロでは、松岡充をはじめとする8名のキャストが、舞台の魅力と自身の意気込みを語りました。松岡は主役<ニュートン>を演じるにあたり、「この作品はボウイが亡くなる直前に携わったものであり、彼の最後のメッセージが詰まっている」と語り、役への深い思いを明かしました。彼が注目するのは、ボウイが表現したかった心情の表現であり、「本作で彼の想いを伝えられるメッセンジャーの役割を果たしたい」と述べました。

また、他のキャストも感情豊かに自らの役柄への姿勢を話し、「世界的なアーティストの作品を演じることに幸せを感じている」とコメント。どのキャストも、ボウイの作品に対する強いリスペクトを持って臨んでいる様子が印象的でした。

ボウイの楽曲と独自の世界観



『LAZARUS』は、ボウイ主演の映画『地球に落ちて来た男』をベースにしており、作品の中で描かれるのは異星人<ニュートン>の物語です。舞台は酒浸りの彼が過ごす部屋が設定され、訪れる人物たちとの交流を通じて展開します。ボウイが新たに書き下ろした楽曲『LAZARUS』のパフォーマンスは、松岡によって力強く歌われ、その声は観客を圧倒します。

また、全17曲からなる本作には、彼の名曲『Changes』『Heroes』などが含まれ、曲調はシリアスなアレンジが施されています。歌詞の内容を追いかけるよりも、キャストの感情に共感することで、作品への理解が深まるように感じられます。

白井晃の演出と表現



白井の演出は、これまでとは一味違った実験的な表現が特徴で、映像や紗幕の使い方に大胆な工夫が見受けられます。舞台はシンプルながらも、映像の効果を駆使してリアルさと幻想感を併せ持った独特な世界を作り出しています。

観客は約2時間の間、感情の波を体感しながら物語に引き込まれることでしょう。作品には、人間社会の現実と幻想が共闘しており、そこで発信される「希望」のテーマは、ボウイが持っていたメッセージ性を強く感じさせます。

観客への提案



この舞台は、観る人それぞれに異なる解釈を提供するものであり、多様な見方が可能です。観劇後には、感情の表面に浮かび上がった思いや疑問を友人同士で語り合うことが、さらなる楽しみにつながるでしょう。

デヴィッド・ボウイの持つ永遠のメッセージを受け取りながら、この感動の舞台を共に味わいましょう。今後の展開も楽しみです。

公演情報


  • - 公演名: ミュージカル『LAZARUS`
  • - 音楽・脚本: デヴィッド・ボウイ
  • - 演出: 白井晃
  • - 出演: 松岡充、豊原江理佳、鈴木瑛美子、他
  • - 横浜公演: 2025年5月31日〜6月14日 KAAT神奈川芸術劇場
  • - 大阪公演: 2025年6月28日〜29日 フェスティバルホール
  • - 公式サイト:** lazarus-stage.jp


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