神戸文化ホールで繰り広げられる「Be Creative!」
2025年11月9日(日)、神戸市中央区の神戸文化ホール 中ホールで開催されるBallet Company West Japanの第7回公演「Be Creative!」が、期待を集めています。
このイベントは、一般社団法人Ballet Company West Japan(代表:瀬島五月)が主催し、新進気鋭の振付家たちが「今、世界を描く」をテーマに、多彩な音楽に乗せた作品を披露します。バレエに留まらず、古典から現代、さらにはテクノ音楽まで幅広いジャンルを網羅し、観客を魅了すること間違いなしです。
公演の魅力とは?
多様な音楽を背景に、新しく生まれ変わるダンスを楽しむことができるこの公演。振付家として現れるのは、国際舞台での経験を持つアーティストたち。中でも、特に注目すべきは瀬島五月。彼女は長年にわたりバレエの第一線で活躍してきた実力派バレリーナであり、今回の公演では新しい「運命」を舞台で再現する意欲を燃やしています。古典作品の枠を超えた新しい表現に、心が踊ります。
公演には特に関西出身の4人の振付家が参加し、各自が異なる視点から「今」を表現します。これにより、舞台は多様な色合いを持ち、観客それぞれの心に響く作品が生まれることでしょう。
参加者の多彩な背景
「Be Creative!」では、受賞歴がある若手ダンサーたちが多数出演します。2023年ジャクソン国際バレエコンクールで第1位を獲得した佐々木嶺や、長年にわたり舞台を支えてきた大久保彩香、復帰を果たした田中利奈など、注目のメンバーが揃います。また、若手としては灰谷亜珠が全作品に出演するなど、新旧のバランスが絶妙です。
観客としても、演者の成長を目の当たりにできる貴重な機会です。実力派たちの躍動感あふれるパフォーマンスに、期待が高まります。
衣装にも注目
今回の公演では、衣裳ブランド「Jardin des Costumes」とのコラボレーションも見逃せません。代表の木村章子氏は、SDGsを意識したデザインやパリコレクションでの経験を活かし、独自の衣裳を20着以上制作しました。これにより、作品と衣裳の間で繰り広げられる化学反応が、ダンスにさらに深い層を加えています。
新しい表現を求めて
中でも注目すべき作品は、「αδιαίρετος(アディエレトス)」と題された中田一史の振付による作品です。この作品は『白鳥の湖』を舞台にし、ストーリー性を持たせたコンテンポラリーダンスが展開されます。同じく、中野吉章の「Chaos in the Calm」では、音楽にテクノを使って古典的な要素を取り入れつつ、新しい挑戦をしています。
鈴木聖治の「my beautiful poison」では、個々の存在感を重視し、バックボーンの異なるダンサーたちが、自身のリアルな姿を表現します。これにより、バレエの新たな魅力が引き出される瞬間が感じられるでしょう。
まとめ
Ballet Company West Japanの第7回公演「Be Creative!」は、ただのダンス公演に留まらず、観客それぞれが自らの「今」を見つめ直せる時間が提供されます。多彩な振付家の個性、豊かな音楽、そして先進的な衣裳の数々が、舞台上でどのように絡み合い、観客とダンスの新たな関係を築くのか。すべてを目撃するためには、劇場での観賞が必要です。ぜひ、お楽しみに!
公演の詳細やチケットは
公式ホームページにてご確認ください。