EXIT・兼近大樹が切り込むいじめの実態と後遺症についての議論

EXIT・兼近大樹が語るいじめ問題の核心

最近、特に注目が集まっているテーマの一つとして「いじめ」とその後遺症が挙げられます。お笑いコンビEXITの兼近大樹がMCを務めるニュース番組『ABEMA Prime』では、この重いテーマについて深く掘り下げました。12月11日（木）に放送されたこの回では、いじめのトラウマや加害者の責任について、様々な視点から討論が行われました。

いじめの正当化と加害側の心理

今回の議論の中で、兼近は「海外ではいじめを行う側も治療を受けるケースがあるが、日本ではその逆の風潮が見受けられる」と指摘しました。日本ではしばしば、被害者が「被害者ムーブ」として得をすることが多い一方で、加害者は「自分が何かをされたから」と正当化しやすい環境があるのです。これにより、いじめの根本的な問題が複雑化し、解決が難しくなっていると分析しました。

また、兼近は「本来ならばいじめる側が非難されるべきだが、後付けの理由で状況がさらに複雑化している」とし、いじめの背景にある心理的要因についても触れました。

心の傷と社会の認識

相方のりんたろー。は「心についてしまった傷はなかなか癒えない」という見解を示しました。いじめを受けた側は、周囲の人々によって「イジり」と捉えられることも多い現実があり、立場によってその受け取り方が全く異なります。彼は「どのように立ち向かって、自身を守るかが課題」と問題提起しました。

さらに、りんたろー。は過去の取材経験にも触れ、「ネグレクトを受けた人が親になることを恐れるケース」を挙げ、いじめやネグレクトの根本的な解決が必要であると訴えました。傷の原因に立ち戻り、社会全体でその問題に向き合うことが求められています。

子どもたちの配慮の欠如と教育課題

兼近は子どもたちの心理について、「自身の感情がそのまま行動となる時期」とし、いじめ行為がそのような未熟から生まれることが多いと語りました。彼は過去のいじめを経験した人たちに、現在の状況を理解してもらうことが大切であると述べています。

「いじめ後遺症を社会に広め、理解を深めることが重要」と締めくくり、いじめ問題の可視化とその理解の重要性を訴えました。

見逃し配信も実施中

番組の放送後、現在も「ABEMA」にて見逃し視聴が可能です。興味のある方はぜひご覧ください。新しい未来のテレビ「ABEMA」は、視聴者が様々な視点からニュースを深く考えられる場を提供しています。加害者と被害者の両方がいかに社会からの理解を求めているのか、その真実を理解するための一助となることでしょう。