XRアニメーション「First Virtual Suit」プレミア上映
株式会社CinemaLeapが製作したXRアニメーション作品「First Virtual Suit」が、第82回ヴェネチア国際映画祭のIMMERSIVE部門「Venice Immersive」でのプレミア上映が決定しました。上映期間は2025年8月27日から9月6日で、世界中の映画ファンが集まるこの舞台で全く新しい体験が提供されます。
「First Virtual Suit」とは?
本作品は、ヴェネチア・ビエンナーレのVR部門の育成プログラム「BIENNALE COLLEGE CINEMA VR」に参加し、今回の上映に至った特殊な背景を持っています。また、経済産業省が支援するアクセラレーションプログラム「創風」にも選ばれ、次世代クリエイターの成長を促進する中で製作されました。
「First Virtual Suit」は、仮想世界が一般的になる未来を舞台にしています。人々はそれぞれ「アバター」を持ち、理想の自分や隠れた本質を投影します。このアニメーションは、自分自身との再会をテーマにした物語です。
ストーリーとキャラクター
物語は、高校生がバーチャル空間を通じて、自分のアバターを作成する様子を描きます。そのプロセスで、彼らは多様性と選択肢の広がりに触れ、自分自身に対する理解を深めていきます。アバターは年齢や性別、種を超えた「なりたい自分」を表現する手段となり、視聴者にとっても自らのアイデンティティを見つめ直す契機となります。
監督のゆはらかずき氏は、「この作品は、観客一人ひとりがまだ出会っていない自分と向き合うきっかけにしたい」と語ります。バーチャルの自由さとその選択が現実に与える影響について、観客に問いかける内容となっています。
制作チームと背景
「First Virtual Suit」は、ゆはらかずき監督を中心に、脚本の佃良太氏、音楽担当の島尚比呂氏、振付の大和氏など、多彩な才能が集結しています。また、株式会社CinemaLeapの大橋哲也代表の元、XR映画制作を専門とする新鋭チームによって実現しました。
イベント情報と詳細
ヴェネチア国際映画祭は、カンヌ、ベルリンと並ぶ世界三大映画祭の一つで、今年は82回目の開催を迎えます。この映画祭は、映画業界のトレンドを牽引するイベントとしても名高く、多くのクリエイターとファンにとっての感動の舞台です。
XR部門「Venice Immersive」で上映されることにより、「First Virtual Suit」は国際的な注目を集めることが予想されます。詳細な情報や公式サイトへのリンクも公開されており、多くの人々がこの新しい体験に興味を示しています。
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まとめ
「First Virtual Suit」、そのタイトルが示す通り、未来の技術と人間の心理的な探求を融合させた作品です。このユニークなアニメーションが、私はもちろん、観客全員に深い印象を残すことだろうと今から楽しみです。ヴェネチア国際映画祭という歴史的な舞台で、どんな感動を呼ぶのか、期待が高まります。