新ブランド『高野口LifeTextile』始動
2026年8月に和歌山県・高野口町で新しい産地ブランド『高野口LifeTextile』が誕生します。このプロジェクトは、紀州繊維工業協同組合と橋本市役所経済推進部が共同で推進しており、来年2027年に150周年を迎える高野口のパイル織物産業のフレッシュな展開を期待されています。
高野口町は明治時代からパイル織物の生産を続けてきました。特に、1877年に前田安助によって提案された「再織」の製法は、この地域の織物の歴史の大きな柱となってきました。150年の歴史を持つ高野口の技術や知恵が集結した新ブランドが、世代を越えて受け継がれる今、我々はその伝統を基にした革新を目指しています。
新ブランドのコンセプトは「繊維を操る魔法使いが住むまち。高野口。」です。この表現は、高野口の職人たちが持つ卓越した技術と創造性を称え、地域全体が一体となって生地づくりに向き合う姿勢を象徴しています。キャッチコピー「テキスタイルにできること、すべてを。」のもと、様々なニーズに応える製品づくりを推進していく意志が込められています。
さらに、2026年9月末からは『高野口LifeTextile』が様々なイベントに参加し、高野口の技術や可能性を多くの人々に広める予定です。特に注目すべきイベントは、2026年9月30日・10月1日に開催されるBtoB向けの展示商談会「高野口ライフテキスタイル展~ぷわぷわ22~」です。この展示会では、最新のインテリアやアパレル向け次世代パイルファブリックの展示が行われ、業界関係者との商談の場が設けられます。
さらに、2026年10月11日には一般向けのイベント「高野口LifeTextile感謝祭」が和歌山県高野口町で開催されます。この日には地域の方々やテキスタイルファンに向けて、産地直送の上質なファブリックやライフスタイル雑貨が限定販売される予定です。地域の魅力や高野口の織物の良さを伝える特別な一日となることでしょう。
この新ブランド名『高野口LifeTextile』には、安定した品質を求めるアパレル業界やインテリア産業に寄り添いたいという思いが込められています。「Life」という言葉には、日常の様々な瞬間に溶け込みながら、それを彩るテキスタイルでありたいという願いを表現しています。
また、ブランドのロゴマークは、150年もの間に培われてきた経糸と緯糸をイメージしたデザインで、Made in Japanの品質を象徴している点も特筆すべきです。赤い意匠は、高野口の長い歴史に裏打ちされた自信を表現しています。
市長のコメントも印象的で、「150年の歴史を持つ高野口の繊維産業が、新しい挑戦に踏み出すことを誇りに思う」と述べられています。この新ブランドは、地域の技術とものづくりの魅力を国内外に発信する重要な役割を果たすことでしょう。
今後『高野口LifeTextile』がどのような製品や技術を展開し、我々の生活に寄り添う存在へと成長していくのか、注目が集まります。高野口の産地の未来は、職人たちの手で織りなされることになるのです。
詳しい情報や今後のイベントについては、紀州繊維工業協同組合の公式ウェブサイト(
https://www.koyaguchi.com)で随時更新されていきますので、要チェックです。