石田組大阪公演
2026-10-13 13:24:12

紅く煙るクラシックコンサート、石田組が大阪城で熱狂のライブを開催

紅く煙るクラシックコンサート、石田組が大阪城で熱狂のライブを開催



2026年10月11日に大阪城ホールで開催された石田組のコンサート。観客1万人を前に、彼らは新たな音楽の冒険を繰り広げました。この公演は、石田組が日本武道館以来、2年ぶりに大規模なホールで行ったものです。

大阪城への期待が高まる


公演が発表されたのは昨年の夏、石田泰尚がファンの前で大阪城ホールの名前を告げると、歓声が上がりました。この公演は、2026年の国内ツアーのハイライトに位置づけられており、1万席を超える規模の室内楽は驚異的な試みです。過去の成功を経て、石田組は全国のステージで準備を重ね、観客を楽しませる準備が整っていました。

会場に入ると、大阪城ホールのスケールの大きさに圧倒されました。このホールは、1983年にオープンし、優れた音響設計で知られています。また、「一万人の第九コンサート」が開催される場所でもあり、関西のクラシック音楽ファンにとっては特別な存在です。観客は静かな期待に満ちていました。

オープニングからクライマックスへ


定刻をやや過ぎて、客電が落ち、奏者たちが不協音を重ね始めます。オープニングの楽曲は、キング・クリムゾンによる「21世紀のスキツォイドマン」。照明が赤、青、紫と変わる中、激しいロックのリズムに乗せられます。続いてレッド・ツェッペリンの「移民の歌」、レインボーの「キル・ザ・キング」が演奏され、クラシック音楽に新たな息吹を吹き込む石田組のスタイルを証明しました。最初のMCで石田は「もう疲れた」と冗談交じりに語りましたが、楽しそうな表情を見せていました。

その後、バルトークの「ルーマニア民俗舞曲」が演奏され、その構成にこだわりを持つ石田組の実力が光ります。小品を挟んで、ビゼーの「ジプシーの踊り」が披露され、会場は高揚感に包まれました。前半の締めくくりとして、難曲で知られるレッド・ツェッペリンの「アキレス最後の戦い」が演奏され、石田のソロは特に素晴らしいものでした。

後半の情熱と感動


後半はピアソラの作品から始まります。特に「ビジュージャ」は、難曲を弦楽合奏として表現し、木下や近藤などの編曲者たちの腕前が光りました。「ル・グラン・タンゴ」はこの日初披露のレパートリーで、観客の心をつかむダイナミックな展開が印象的でした。

続いて映画音楽がプログラムに加わり、弦楽合奏での高揚感が増しました。最後の「スモーク・オン・ザ・ウォーター」でステージは熱を帯び、観客のたたえる拍手が鳴り響きました。

アンコールと感謝の言葉


アンコールが始まると、石田組のメンバーがステージに戻り、軽快な「サムバディ・ストール・マイ・ギャル」が披露されました。石田は吉本新喜劇のすっちーの衣装をまとい、観客を笑わせる場面も。続いてベット・ミドラーの「ローズ」などの感動的な楽曲が演奏されました。そして、公演の最後にはオアシスの名曲が2曲続けて演奏され、感謝の気持ちが込められた石田の言葉が響きました。

この大阪城ホール公演は、石田組がどんな大きな舞台に立っても変わらない姿勢を見せており、シリーズの新たな一歩を印象づけました。その親密で自然なパフォーマンスが、観客に特別な感動を与えた素晴らしい夜でした。観客と演者の一体感が感じられるこの公演は、今後の活動にも期待を寄せるものとなりました。

レポート記事:小崎紘一
舞台写真:西木義和


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