株式会社こんにちハローとTitan Intelligenceの業務提携
株式会社こんにちハローは、渋谷区に本社を置く多言語動画吹き替えAIベンチャーTitan Intelligenceと業務提携を締結しました。この提携により、両社の強みを活かして多言語動画翻訳の品質とスピードを大幅に向上させることを目指します。
提携の目的
この業務提携の目的は、AIに依存せずともネイティブ翻訳者による校正を行い、動画翻訳の品質を商業レベルに引き上げることです。こんにちハローが持つ制作体制に、Titanの高精度な音声合成技術を組み合わせることで、より質の高い多言語動画提供が実現するのです。
Titan Intelligenceの技術
Titanは、生成AIを用いることで、話者の声質、感情、抑揚を忠実に再現する能力を持っています。「本人の声で外国語を話しているように聞こえる」という高い再現度は、動画ローカライズの価値を格段に引き上げます。これにより、視聴者が言語の壁を超えてメッセージを受け取ることが容易になります。
こんにちハローの強み
一方、こんにちハローはAIだけではなく、人の手による品質チェックを通じて、翻訳のニュアンスや文化的背景の理解、発音の適切さを保持しています。具体的には、37の言語に対応し、商用映像案件での実績を有する海外言語ネイティブの翻訳者、映像編集者、音声エンジニアの専門家を擁しています。
今後の方向性
この提携により、Titanの音声合成技術とこんにちハローの翻訳制作体制が融合し、動画翻訳における「声の質」「感情表現」「文化的ニュアンス」がさらに精緻に表現されることでしょう。両社は、日本語を基軸とした多言語コンテンツの発信を通じ、企業のマーケティング支援や観光コンテンツの多言語化、教育や文化の発信、EC商品の紹介といった多方面での展開を目指します。
代表者のコメント
Titan Intelligenceの代表取締役社長である赤塚育海氏は、「こんにちハローの多言語対応の制作チームは、我々の技術を最も効果的に活用できるパートナーであり、コンテンツホルダーに安心して利用してもらえる仕組みが整ったと思っています」と述べています。
一方、こんにちハローの早見星吾氏も「動画翻訳における声質と感情の再現は、品質の核心です。Titanの技術は、人間に限りなく近い再現性を持っています」とコメントし、今後の期待を寄せています。
この提携は、動画翻訳の新時代を切り開くものであり、今後が非常に楽しみです。両社が構築する新しい制作モデルが、どのように業界に影響を与えていくのか、注目が集まります。