警察庁特別防犯対策監杉良太郎氏が高知県で特殊詐欺防止の宣言式を実施

特殊詐欺防止への新たな取り組み

警察庁特別防犯対策監の杉良太郎氏は、最近、高知県警本部で金融機関との共同宣言式に出席しました。この式典は特殊詐欺防止に向けた重要な一歩として注目されています。

杉氏は挨拶の中で、県内の金融機関の協力に感謝を示しました。「今回、高知の金融機関の皆様にご参加いただき、協定を結んでいただいたことは大変嬉しく思います」と述べ、参加した金融機関に対し感謝の意を表しました。この共同宣言により、県警と金融機関の間での迅速な情報共有や、詐欺被害に遭遇する恐れのある individualsへの警戒体制の強化が図られます。

次に、杉対策監は、「お金は利用者の大切な財産です。警察としても詐欺の可能性がある時にすぐに介入することは難しいことがあります。しかし、金融機関との連携によって、警察が迅速に動くことができる体制が整いました」と、今回の協同作業の重要性を強調しました。

彼はまた、高知県内の詐欺被害状況についても言及し、「多くの人が『自分は騙されない』と過信しがちです。しかし、詐欺の手口は日々変わっており、常に警戒が必要です」と伝えました。「特に最近多い警察官を装った詐欺」については、「このような電話が来た場合は、まず冷静になって対応することが重要です。警察が電話で身分証明を求めることはありません」と警告しました。

また、詐欺被害の防止策として、杉氏は「国際電話番号利用休止の申し込み」を検討するよう推奨しました。「詐欺の多くは海外からかかってきますので、簡単に国際電話をブロックすることができる手続きもあります」とアドバイスしました。

杉対策監は最後に、高知県民へ強いメッセージを送りました。「高知県民の皆さん、これをきっかけに目を覚ましてください。特殊詐欺に引っかからないと過信せず、自身の財産をしっかり守るための対策を講じて欲しい」と述べました。

この共同宣言式は、高知県を含む全国で活動している「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦～」プロジェクトの一環でもあります。このプロジェクトは、2018年から全国47都道府県警察と連携し、特殊詐欺防止に向けた啓発活動を行ってきました。