新東宝キネマノスタルジアが贈る名作映画のDVDリリース
新東宝キネマノスタルジアから、映画ファン待望のDVDが登場します。タイトルは『婦系図より 湯島に散る花』と『地平線がぎらぎらっ』+『汚れた肉体聖女』のセット。これらの作品は、日本の映画史における重要な位置を占めるだけでなく、各作品の持つ魅力や深いテーマに触れることができる貴重なアイテムです。
『婦系図より 湯島に散る花』の魅力
この作品は、明治時代の恋愛文学の名作である泉鏡花の「婦系図」を原作として映画化されたもので、1959年に初公開されました。物語は、女心の儚さと切なさを独特の演出で描き出しています。主人公の早瀬主税を演じるのは天知茂。彼は恩ある親の期待と愛人お蔦との間で揺れ動く複雑な心情を熱演します。
相手役のお蔦を演じる高倉みゆきの存在感は圧倒的で、彼女が艶やかに演じる姿は、同時に観客の感情を引き込むものとなっています。監督は土居通芳で、彼は女性を主題にした数々の作品を手がけており、本作でもその才能を遺憾なく発揮しています。
ストーリー
物語は、早瀬主税が幼少期に両親を失い、養育された大学教授の酒井俊蔵との関係から始まります。彼は士官学校の講師としての道を歩みつつ、芸者お蔦と運命的な出会いを果たします。しかし、彼は恩義ある酒井の意向に悩みながら、お蔦との愛を隠さざるを得ない状況に苦しむ姿が描かれています。友情、愛情、選択の葛藤が織り成す物語は、今でも多くの人々の心に響きます。
『地平線がぎらぎらっ』+『汚れた肉体聖女』の豪華ツインパック
新東宝のもう一つの注目作は、ジャンルを問わずに多彩な作品を手がけた土居通芳監督の『地平線がぎらぎらっ』と『汚れた肉体聖女』のセットです。このツインパックには、限定オリジナルグッズが付いており、ファンにはたまらない特典となっています。
『地平線がぎらぎらっ』のあらすじ
脱獄を試みる男たちと欲望の物語が展開される『地平線がぎらぎらっ』。特に個性的なキャラクターたちの信念がぶつかり合う様子は、見応えがあります。金銭欲と自由を求める男たちのドラマは、サスペンスを感じさせる仕上がりになっており、流れる音楽と共に心に響いてきます。
『汚れた肉体聖女』のストーリー
一方で『汚れた肉体聖女』では、禁じられた愛と、そこから生まれる精神的な葛藤を描写。厳格な修道女学校での生活の中で、若者たちの純粋な愛情が禁断の欲望と交錯し、彼らがどのように対峙するのかが大きなテーマとなっています。育まれる友情と愛情の裏には、社会の抑圧が影を落とし、そこから生じる心理的な葛藤が描かれています。
商品情報
これらの作品は2026年3月4日(水)に発売され、ファンにとっては特別なコレクションとなることでしょう。価格は『婦系図より 湯島に散る花』が4,180円(税込)、『地平線がぎらぎらっ』+『汚れた肉体聖女』のツインパックが6,380円(税込)となっています。
新東宝の作品の魅力を再発見し、映画の深淵を味わう良い機会となるでしょう。最新情報は公式SNSで確認できますので、お見逃しなく!