大西亜玖璃新作ミニアルバム発売記念にファンと心温まる時間を共有

10月21日（火）、アーバンドックららぽーと豊洲のシーサイドデッキメインステージにて、大西亜玖璃による新作ミニアルバムのリリース記念イベントが開催されました。このイベントは、彼女の新アルバム『Rock&Roll Lady Girl』と『失恋モノクローム』の同時リリースを祝うもので、ミニライブとCDジャケットサイン会が行われました。

ライブは夕方5時半にスタートし、少し肌寒い空気の中で彼女がステージに立つと、会場はいつもよりも静かな雰囲気に包まれました。この日はデシベル制限があり、彼女の普段のライブに比べて、観客の声援も控えめでした。しかし、その中でも大西亜玖璃の歌声は力強く響きました。

ミニアルバム『失恋モノクローム』に収録されている「にじんでく」でライブがスタートします。この曲は“失恋”をテーマにしたもので、彼女の切ない歌声が寒い季節の夜空と絶妙にマッチしています。その後、ロックバラード「Rock&Roll Lady Girl」に移り、ゆったりとしたメロディが聴かれると、間奏に入るサックスの音色が哀愁を漂わせ、観客も引き込まれていきました。

「初めてこの会場に来た方は、この光景に驚くかもしれないけど、80デシベル制限があるので、皆さん静かに楽しんでくれています。本来ならもっと皆さんの声も聞こえてくるのですが、今日はじっくりと歌声を感じてもらえたかな」とコメントした大西に、ファンは微笑みながらも静かに応えます。続けて、最後の1曲として「裸足のスタンプ」が披露され、この曲もまた失恋をテーマにしていますが、元気なロックナンバーでありながらも微妙な切なさが感じられる一曲でした。

彼女の歌声と共に、夜の景色と街の光が美しく調和し、心に残るひとときとなりました。ミニライブが終わると、ファンとのサイン会へと移り、彼女は一人ひとりと交流をしながら、各々の思いを語り合ったのです。

このイベントを終えた大西は「みんながしっとりとライブを聴いてくれて、楽しんでくれた様子がわかって良かったです。今回はこうしたしっとり系の曲を歌うという新しい試みで、新鮮な体験でした」とリポート。この日、イベントは全体を通して心温まる雰囲気に包まれ、観客も彼女の魅力に魅了されていました。

大西は、今回の2枚の新作について「『失恋モノクローム』は切ないJ-POPを愛する方々に、そして『Rock&Roll Lady Girl』は、どの曲も多くの人に響くと思いますので、ぜひ多くの方に聴いていただきたい」と期待を寄せました。