黒柳徹子の新作エッセイ『トットあした』がいよいよ登場
2025年6月26日、著名な女優でありエッセイストの黒柳徹子による待望の書下ろしエッセイ『トットあした』が、ついに発売されました。この作品は、彼女が人生の中で出会った大切な言葉を振り返り、共に過ごした友人や mentor から受け取った教訓を通じて、自身の成長を語っています。特に「君は、本当は、いい子なんだよ!」というトモエ学園校長からの言葉は、彼女の人生の一つの大きな糧となっています。
勇気を与える言葉たち
黒柳徹子は生涯にわたり、様々な人々から受けた言葉の数々を大切にしています。例えば、彼女の小学校時代、校長先生の言葉が心に残り、自己肯定感を高めるきっかけとなったり、女優業において挫折を経験した際に受けた「あなたの、そのままがいいんです!」という言葉が、彼女を立ち直らせる力となりました。こうした感情や経験は、ただの言葉ではなく、彼女自身が心から必要とするものであったのです。
本書には、幼少期に出会った兵隊さんとの交流や、恩師・友人の言葉から得た教訓など、多くの「名言」が散りばめられています。なかでも、向田邦子や沢村貞子といった著名人からの言葉は、黒柳の心に深く響き、今でも彼女の心の湖を泳いでいます。
美しき感受性
直木賞作家の窪美澄氏が本書に寄せた推薦文では、「黒柳さんの感受性のとびきりのみずみずしさ」が印象的に描かれています。この感受性は、彼女が今までの人生で常に新しいことを吸収し、変化し続けている証でもあります。小学校からの出発点を経て、92歳になった今でも舞台で活躍し続ける姿は、誰もが認める彼女の努力と前向きな姿勢の証です。
言葉の力
本書の中には、黒柳が独自に選んだ二十四の名言が含まれています。それぞれの言葉が彼女の人生をどのように支えてきたのか、またそれを読むことで私たちがどんな影響を受け得るのか、深く掘り下げられています。「生きるヒント」や「困難を乗り越えるための力」を与えてくれる言葉が、本書には満載です。
新しい一日が始まる
『トットあした』というタイトルは、マーガレット・ミッチェルの名作『風と共に去りぬ』の言葉から引用されており、「あしたはまた、新しい一日が始まるのだから」というメッセージが込められています。これは、未来への希望や新たな挑戦を肯定する力強いメッセージでもあり、読者に新たな一歩を踏み出す勇気を与えています。
黒柳徹子の最新作『トットあした』は、人生を楽しむためのヒントや心の支えとなる言葉がたくさん詰まった深いエッセイです。ぜひ手に取って、その魅力を感じてみてください。読者の心に響く名言の数々が、あなたの人生を彩ることとなるでしょう。