藤巻亮太東京公演
2025-05-07 18:30:51

藤巻亮太、東京公演で新アルバムの魅力を全開に披露。

藤巻亮太 LIVE TOUR 2025 東京公演レポート



2025年4月24日、Zepp DiverCityで行われた藤巻亮太のLIVE TOUR「儚く脆いもの」の東京公演が、大成功を収めた。春の訪れと共に新たな音楽の息吹が感じられる素敵なライブとなった。今回はその様子を詳しくお伝えする。

準備されたステージとバンドの一体感



「儚く脆いもの」というタイトルを冠した今回のツアーは、5月24日の台湾公演に向けた国内ツアーのファイナルであり、春の新しい風を感じる特別なステージとなった。バンドのメンバーは、御供信弘(B)、片山タカズミ(Dr)、近藤寿(G)とお馴染みの顔ぶれ。今回のライブでは、より充実したバンドサウンドが展開されており、観客たちはその一体感に魅了された。

1曲目「桜の花が咲く頃」から始まる春の訪れ



オープニングを飾ったのは、ニューアルバムから「桜の花が咲く頃」。桜色の照明がステージを彩り、春の訪れを感慨深く演出していた。この楽曲は明るい躍動感にあふれており、観客も笑顔で迎え入れた。続く「ベテルギウス」「Heroes」と共に、藤巻の歌声はどんどん高まっていき、場の雰囲気を一瞬で掴んでいた。

別れの痛みと温もりを歌う



藤巻は「春は出会いと別れが彩る季節」と語り、新曲の多くが別れをテーマにしていることを紹介した。特に「Glory Days」や「指先」は、ノスタルジックで切ない気持ちを引き出す作品として印象的だった。感情の深みを感じる演奏とともに、多くの観客が心の奥に何かを持ち帰ったに違いない。

希望を託ける力強いメッセージ



ライブは後半に進み、さらにエネルギッシュな楽曲が続いた。特に「朝焼けの向こう」は、聴衆の熱気を一気に引き上げ、客席が一体となる瞬間が生まれた。また、「大地の歌」や「メテオ」で描かれる重厚なテーマも、藤巻の楽曲の多様性を感じさせた。

フィナーレに向けた盛り上がり



ライブが終盤にさしかかると、場の盛り上がりは最高潮に達した。藤巻は観客の声援に応えつつ、自らメンバーの紹介を行い、彼らの絆を強調した。続いて「南風」「以心伝心」「儚く脆いもの」と、明るいアップテンポの楽曲が続き、会場は熱気に包まれた。特に最後の「新しい季節」では、観客全体で手拍子が響き渡り、感動的なフィナーレとなった。

新たな旅立ちを告げるアンコール



アンコールでは、藤巻が全国6都市を回る〈藤巻亮太 Acoustic Tour 2025〉の開催を発表。彼は、ファンとの再会を楽しみにしている様子で、温かいメッセージを届けていた。そして彼は「花びらのメロディー」と「3月9日」を披露し、最後は予定外のダブルアンコール「ゆらせ」で盛り上がりを見せた。タオルを振り回しながら盛り上がる観客に、藤巻の笑顔は絶えなかった。

音楽の魔法を感じた一夜



藤巻亮太の「儚く脆いもの」東京公演は、音源以上に高揚感とポジティブなエネルギーに満ちた一夜だった。新たな季節が始まる、その特別な瞬間を一緒に体感できたことは、ファンにとって大きな喜びとなった。秋のツアーも期待が高まる中、再び彼の音楽とで会える日を心待ちにしている。

(文/宮本英夫 写真/HIRO EDWARD SATO)


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