服部克久が魅せる！懐かしの名曲を集めたピアノ楽譜集

日本の音楽シーンを代表する編曲家、服部克久（1936-2020）氏の新しいピアノ楽譜集『ひさしぶりに弾きたいあなたへ服部克久の「60歳からのピアノ」～懐かしのポップス＆クラシック～』が、2025年8月29日に発売されます。この本は、心に残る名曲を厳選し、シンプルで華やかなアレンジが施された楽譜を収録しています。特に、ピアノから少し離れていたシニア世代に向けておすすめの一冊です。

この楽譜集には、映画音楽や洋楽、J-POP、さらにはクラシックまで幅広いジャンルの曲が載っています。初心者から復帰者まで楽しめるように、演奏難易度を★の数で示しているため、自分のレベルに合わせて無理なく取り組むことができます。また、各楽曲には練習ポイントを解説した動画が付属しており、視覚からも学習できる配慮がされています。

歴史と背景

服部克久氏は、パリ国立高等音楽院を卒業後、帰国してからテレビ放送の初期に多大な影響を与えた人物です。彼は、数多くの音楽番組に携わり、その作品は日本の音楽史に欠かせない存在となりました。彼のアレンジは、クラシック音楽とポップスの橋渡しとして広く評価されています。

今回の楽譜集は、1990年代に発行された『服部克久ピアノ・ポップスセレクション』の中から厳選した23曲を収めています。これらの楽曲には、ムーン・リバーやある愛の詩、虹の彼方に、さらにはユーモレスクやG線上のアリアといった名曲が含まれています。演奏を通じてその思い出に浸ることができるでしょう。

演奏の楽しさ

服部氏は音楽の楽しさを「参加することに意義がある」と語っています。演奏することは、ただ聴く楽しみとは異なり、非常に豊かな体験を提供します。彼は「好きな曲を思いのままに弾けたらどんなに素晴らしいか」と述べており、これこそが音楽の本質であると強調します。初心者でもやる気さえあれば音を出せますので、まずは好きなポピュラー音楽に挑戦してみてください。