新たに注目のアフォーダブル・ラグジュアリー・ブランド
9月1日発行の「WWDJAPAN」では、時代の変化に対応した新しいアフォーダブル・ラグジュアリー・ブランドに焦点を当てた特集が組まれました。この特集では、ラグジュアリー市場の停滞を背景に、“頑張って手が届く”価格帯で提供する新興ブランドの存在がどのように成長しているのかを探ります。
アフォーダブル・ラグジュアリーの定義
「アフォーダブル・ラグジュアリー」という言葉は、約10年前に登場しました。それ以降、特にアジア系アメリカンのブランドとして着目されていた「3.1 フィリップ リム」や「アレキサンダーワン」などがその代表例とされました。しかし、今日のアフォーダブル・ラグジュアリーは、より広範囲にわたるブランドが含まれています。現代のアフォーダブル・ラグジュアリーのリーダーは、北欧やパリに拠点を置くミニマルなデザインのブランドで、顧客のワードローブに少しずつ価値を加えていくアプローチを取っています。
注目ブランドのインタビュー
今回は11のブランドにフォーカスし、各ブランドの創業者やデザイナーへの独占インタビューを実施しています。たとえば、トーテム(TOTEM)の共同創業者であるカール・リンドマンとエリン・クリングに対するインタビューでは、彼らのクリエイティブなビジョンや、現代の消費者が求めるスタイルについての考えを聞くことができました。これにより、アフォーダブル・ラグジュアリーがどのように市場で存在感を示しているのかを理解することができます。
他にピックアップしたブランドには、オランダの「ローエ(ROHE)」、エクストリーム カシミヤ(EXTREME CASHMERE)、韓国の「レクト(RECTO)」、アメリカの「AGCF」と「オートリー(AUTRY)」などがあり、自国の文化や精神を反映した独自のスタイルでマーケットを賑わせています。特に韓国ブランドは、最近のファッションシーンで注目を集めています。マリアブラック(MARIA BLACK)や、フランスの「ジミー フェアリー(JIMMY FAIRLY)」なども興味深い存在です。
楽天ファッション・ウィーク東京事前特集
また、この号は9月1日から始まる楽天ファッション・ウィーク東京の事前特集も兼ねています。表紙には、注目のデザイナーであるフェティコ(FETICO)、チカ キサダ(CHIKA KISADA)、ムッシャン(MUKCYEN)の舟山瑛美、幾左田千佳、木村由佳が登場し、彼らのインタビューも掲載されています。ファッション・ウィーク開催期間中には、ショーを行うデザイナー達からインスピレーションの源について訊ねた内容もお楽しみに。
この最新号と共に、注目のブランドや新しいトレンドをチェックし、ファッション界の変化に敏感になりましょう。最新情報が満載の「WWDJAPAN」をお見逃しなく!