三陽山長「零」
2025-03-03 12:52:55

高級紳士靴「零」シリーズ、全く新しいデザインを発表

三陽山長、新たな高級紳士靴「零」シリーズを発表



三陽商会が展開する高級紳士靴ブランド「三陽山長」は、2025年春に新たに「零(ゼロ)」シリーズを発売します。このシリーズの最大の特徴は、アッパーに継ぎ目が一切なく、特殊な「ゼロシーム」仕立てが採用されている点です。価格は税込で33万円という高級ラインですが、三陽山長の職人たちが追求した技術と美の集大成が忠実に反映されています。

今までにない「ゼロシーム」仕立て



「零」シリーズの製作には、非常に高い技術が求められます。一般的な靴は複数のパーツを組み立てて作られますが、ゼロシームの靴は、一枚革を使用し、継ぎ目がないため難易度が高いのです。この仕立てにより、靴の形状が流麗であり、全方位から見たときの美しさが際立ちます。職人たちはこの靴に対し、完璧さを求める姿勢を崩さず、彫刻のような美を生み出すための丁寧な作業を行っています。

三陽山長は、今回の「零」シリーズを通して、国内外の高級靴ブランドと肩を並べる技術力を証明し、日本の紳士靴市場に新たな価値を提供したいと考えています。

商品ラインナップ



「零」シリーズは、第一弾として「壱(いち)」「弐(に)」「参(さん)」の三モデルが展開されます。それぞれのモデルは、ホールカット、ストレートチップ、タッセルローファーという異なるデザインで、全て同じく32万9200円(税込み)の価格で提供されます。

1. 壱(いち): ホールカット



「壱」は一枚革で仕立てられたホールカットの靴です。底部に継ぎ目がなく、シンプルなデザインながらも、美しい輪郭を持ち、極めて高いレベルの職人技を要求します。サイズ展開は6.0(24cm)から9.0(27cm)まであり、カラーはブラック一色。

2. 弐(に): ストレートチップ



「弐」はストレートチップのクラシックなデザインですが、実はホールカットの「壱」をベースにステッチワークが加えられた特別なモデルです。見た目は一般的なストレートチップに見えますが、実際には一枚革から作られたという贅沢な楽しみ方ができます。こちらもブラックで、サイズ展開は同様です。

3. 参(さん): タッセルローファー



「参」はタッセルローファーの型を持ち、スーツからカジュアルなスタイルまで幅広くマッチします。一枚革の仕立てに加え、ヒールカップと甲周りのデザインに工夫が施され、特別なフィット感を体験することができます。再び、ブラックのシンプルな仕立てが特徴です。

価格の背景



近年、日本の紳士靴市場では、高級海外ブランドとの価格差が顕著であり、国産ブランドは主に10万円以下で収まっていました。しかし、三陽山長は価格帯を伸ばし、高品質な製品の販売を展開することで、ニーズを探求してきました。特に、最近では高価格帯製品の売上が44%もの増加を記録しており、ますます需要が高まっています。

三陽山長は、この「零」シリーズを通じて、日本の製品開発力を世界に証明し、国産高級紳士靴市場に新たな価値基準を引き出すことが期待されています。

発売情報と展開店舗



グランドオープンは3月21日(金)で、発売店舗は日本橋髙島屋S.C.店、東京ミッドタウン八重洲店、東京ミッドタウン日比谷店などが含まれています。また、公式オンラインストアでも販売が行われます。

全ての情報は「三陽山長」の特設サイトにて確認可能です。

新たな高級紳士靴の誕生に期待が寄せられます。


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