オペラの巨匠、レオ・ヌッチ最後の来日公演
オペラ界の巨匠、レオ・ヌッチによる最後の来日公演が、2025年11月9日(日)にサントリーホール大ホールで行われる。この特別な公演は、彼自身が企画監修を手掛け、ヴェルディのオペラ《椿姫》と《リゴレット》を宮廷スタイルで披露する予定で、多くのオペラファンの注目を集めている。
宮廷スタイルの魅力
1800年代のオペラは、当時の宮廷劇場やコンサートホールで小規模な編成の楽器を用いて演じられることが多かった。ヌッチの最後のパフォーマンスがこのスタイルで行われるということで、歴史的な雰囲気を演出することが期待される。ヴェルディ自身も「ファルスタッフ」の縮小版の楽譜を用意しており、レオンカヴァッロもそのようなアプローチを取り入れることで、当時のオペラの魅力をより一層引き立てている。今公演では、ミラノから来る精鋭8名の演奏家とともに、バリトン、ソプラノ、テノールが共演し、かつてない体験を提供する。
公演チケットはすでに「カンフェティ」で販売中で、オペラファンには見逃せない一大イベントである。
出演者紹介
レオ・ヌッチ (バリトン)
1942年生まれ、イタリアのボローニャ近郊出身。オペラキャリアは60年以上に及び、特にヴェルディ作品においては世界的に評価されている。ヌッチは1965年にデビューし、数々の国際的名声を得た。彼の名演には1989年のザルツブルク音楽祭でのヴェルディ《ドン・カルロ》が有名で、その実力は多くのファンに記憶されている。現在もその歌唱力は健在で、最新の公演でも圧巻のパフォーマンスを披露した。
イヴァン・マグリ (テノール)
シチリア島のカターニア出身のテノール。彼はミラノのヴェルディ音楽院を卒業後、ヨーロッパの主要な歌劇場で活躍し、その美しい声質や精緻な歌唱が高く評価されている。数々の役をこなし、特にアルフレード役としても注目されている。
エリーザ・マッフィ (ソプラノ)
ミラノのヴェルディ音楽院を優秀な成績で卒業したソプラノ歌手。宗教音楽や各種コンサート活動にも力を入れ、オペラの舞台でも素晴らしい表現力を発揮している。彼女はすでにヌッチと5回の共演経験を持ち、その相性の良さも注目されている。
公演情報
『レオ・ヌッチ、最後の来日』
- - 開催日: 2025年11月9日(日)
- - 開場: 12:45 / 開演: 13:30
- - 会場: サントリーホール 大ホール (東京都港区赤坂 1-13-1)
チケット料金
- - S席: 28,000円
- - A席: 23,000円
- - B席: 18,000円
- - C席: 14,000円
全席指定、税込価格。
この公演は、イタリア大使館後援のもと開催される。
オペラの愛好者にとって、レオ・ヌッチの最後の舞台はまさに見逃せない一大イベント。彼の圧倒的な歌唱と宮廷スタイルのオペラが、どのような感動をもたらすのか、今から期待が高まる。
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