Zoffが新たな成長の道を切り開く
メガネブランドとして知られるZoffが、社員の創造力を引き出し、販売促進へのアプローチを見直しました。このたび、株式会社バニッシュ・スタンダードが提供する二つの新しいサービス、スタッフDXサービス「STAFF START」とファンコマースプラットフォーム「FANBASSADOR」を導入しました。これにより、導入からわずか一ヶ月でスタッフの投稿数は6倍に増え、さらにその経由売上は2倍となるなど、早くもその効果を実感しています。
スタッフの自走力を引き出す「STAFF START」
Zoffの成長戦略の核心は、店舗スタッフがECにおいても主体的に関与し、自らの楽しさを感じられる仕組みを作ることにあります。現在、ZoffはEC売上を30%に引き上げることを目指しており、このためには店舗スタッフ一人ひとりがECに強い当事者意識を持つことが不可欠です。
「STAFF START」では、各スタッフがアプリを通じて、リアルタイムで売上やページビューなどの成果を確認できるため、個々の成果が明確に可視化されます。この仕組みは、スタッフのモチベーション向上や商品企画、マーケティングにおける重要なヒントを提供することとなります。特に、従来の方法では得られなかった成果の見える化がもたらす影響は大きく、ECにおいてもスタッフが自走する楽しさを感じてもらうことで、成長の加速に繋がるのです。
インスタグラムを活用した接客強化
今後は、Zoffの店舗スタッフが自身のInstagramを活用し、ブランドと顧客との接点を強化する方針です。新しいお客様へのアプローチを強化することで、ECサイトへの流入を促し、最終的にはリアル店舗への誘導につなげたいと考えています。
「日々の接客経験を活かしつつ、ECでも利用できるノウハウがスタッフに蓄積され、Zoffブランド全体の顧客体験価値が向上することを期待しています」と、マーケティング戦略室の須田悠太部長はコメントしています。
ファンによる共創を促す「FANBASSADOR」
加えて、Zoffは「FANBASSADOR」という新しいプラットフォームも導入しました。このサービスは、ブランドの顧客や応援してくれるファンが「ファンバサダー」としてECサイトへの貢献を促進することを目的としています。企業のファンを集め、UGC(ユーザー生成コンテンツ)を通じて商品と顧客をつなげるエコシステムを築くことが可能になります。
これにより、Instagram投稿をもとに自社ECサイトへの商品の紐付けやキャンペーンを円滑に進めることができ、より多くのファンとの関係を強化することが期待されます。
結論
Zoffの新しい取り組みは、単なる販売促進にとどまらず、スタッフのやる気を引き出し、顧客とのエンゲージメントを高めることで、EC事業の成長に寄与しています。今後の展開が非常に楽しみですね。機会があれば、ぜひZoffの店舗を訪れ、新しい顧客体験を楽しんでください。