菅公学生服株式会社が新たな生産拠点「SHIRAUME BASE」を岡山県倉敷市に設立しました。この施設は、同社の創業地である倉敷において、スクールユニフォームの製造に関連する本部機能を一元化することを目的としています。2024年8月から建設を始め、2025年6月5日に竣工式が行われました。
「SHIRAUME BASE」は、白い外壁と屏風の形状が特徴の美術館を彷彿とさせる外観を持つ建物で、地域のランドマークとしても注目を集めています。この新しい施設の業務は、2025年6月10日からスタートし、さらには7月からは、1階の研究スペースでブレザーのセル生産や工場改善業務も開始される予定です。
この拠点は、将来的には新商品の製造や新機能の開発に対応するためのスペースとしても利用されることが期待されており、スクールユニフォーム文化を広める基地となることを目指しています。毎年、保護者や学生、教職員のニーズに応候して進化を続ける同社にとって、この拠点は重要な役割を果たすことでしょう。
「SHIRAUME BASE」という名称は、社内での公募から決定されたもので、菅原道真公が住んでいた「白梅殿」に由来しています。この名字は、従業員が愛着を持って使用できる場所を提供することを意図しており、勤務する皆の創造力を発揮するキャンパスのような存在でありたいという思いが込められています。
施設概要は、鉄骨構造で素朴ながらもモダンな佇まいの2階建て、全体の床面積は2179平方メートルを超え、令和の時代を見据えたデザインが施されています。また、このプロジェクトにおいて、総額約9億円が投じられています。特に、地元企業の鹿島建設と岸本建設が共同で設計・施工を行った点も注目です。
創業1854年の歴史を持つ菅公学生服は、学校制服や体操服を通じて学生生活を支えることを使命としており、社会が抱えるさまざまな課題の解決へ向けたソリューションを提案する企業です。新たに設立された「SHIRAUME BASE」を拠点に、さらなる発展が期待されます。
竣工式の具体的な様子
竣工式では、関係者が集まり、新たな拠点の完成を祝いました。ビジョンの発表や、未来に向けた決意表明が行われ、参加者たちの間で期待が高まりました。
まとめ
「SHIRAUME BASE」の設立は、菅公学生服にとって重要なマイルストーンであり、社員や地域にとっても大きな意味を持つ場所となることでしょう。この拠点から新たな商品や機能が生まれ育ち、未来の教育に貢献できることを期待しています。