内海里音が岡山で特殊詐欺防止の啓発活動を実施

2025年8月28日、岡山県警察本部において、STU48の内海里音特別防犯支援官による特殊詐欺防止に関する緊急対策会議が開催されました。このイベントは、全国的に増加するオレオレ詐欺や特殊詐欺の被害を未然に防ぐため、地域住民に対策を広めることを目的としています。特別ゲストには岡山出身の俳優オダギリジョー氏も参加し、貴重なトークセッションが行われました。

勧告を受けた特殊詐欺防止プロジェクト

「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦〜」というプロジェクトは、特殊詐欺の知識や予防策を広めるため、全国47都道府県の警察と連携して活動しています。今回の会議では、内海里音氏が主体となり、特殊詐欺の現状を把握し、対策を講じる重要性を伝達しました。

委嘱式と警察犬オリバーの役割

会議の冒頭には、岡山県警察に新たに任命された特別広報警察犬「オリバー・フォン・ボアハイム号」の委嘱式が行われました。オリバーは、オダギリジョー氏が監督を務める映画に登場する警察犬として、特殊詐欺の減少に向けた役割を果たすことが期待されています。

内海支援官の講演：特殊詐欺の実態と防止策

第2部では、内海里音特別防犯支援官が登壇し、特殊詐欺の最新傾向や防止策について言及しました。彼女は、「近年、オレオレ詐欺は高齢者だけでなく、幅広い世代の人々が被害に遭っている」と警鐘を鳴らし、犯人が警察官を装い虚偽の説明を行う手口を詳しく説明しました。特に、国際電話を用いた詐欺が増加している点について、被害者が受ける電話の多くが海外からであることを指摘。例えば、犯人はLINEのビデオ通話を利用して信頼を勝ち取り、被害者に振り込みを強いる手法を用います。

内海支援官は「国際電話の着信自体を遮断することが非常に有効です」と述べ、家庭や地域での情報共有を促進しました。この提案により、聴衆は犯罪者との接触を未然に防ぐ重要性を理解しました。

オダギリジョー氏とのトークセッション

第3部では、オダギリジョー氏とのトークセッションが行われ、彼は詐欺の被害者が想像以上に多く、自身が「騙されるはずはない」と考えがちであることを指摘しました。彼は、「被害が金銭的損失にとどまらず、家族の絆にも深刻な影響を及ぼす」と注意喚起し、自身の故郷である岡山での安全を願う気持ちを伝えました。また、警察犬の活動や地域の民間団体との協力の重要性についても言及しました。