タカハシがシフト管理で業務革新
北海道を拠点にカラオケチェーン「カラオケ歌屋」を展開する株式会社タカハシが、シフト管理の効率化のためにクラウドシフト管理サービス「らくしふ」を導入しました。この取り組みは、従業員の働く体験の改善だけではなく、業務全体の質の向上にも寄与しています。
導入の背景
タカハシは、ユニークなコンセプトでカラオケ事業やアミューズメント事業を展開し、「カラオケ+α」のエンターテイメント体験を提供しています。しかし、店舗数が80を超える中で、従来のシフト管理は非常に煩雑で、店舗長がパートナーからのシフト希望をLINEや口頭で受け取り、エクセルに手入力する必要がありました。このプロセスは手間がかかり、月に20時間もの時間をシフト作成に費やすことが、店舗運営の重大な課題となっていました。
共有フォルダを介してシフトを確認するプロセスも、店舗ごとのフォーマットが異なるため、CSV出力にも多くの手間がかかっていました。こうした状況を受けて、タカハシは仕事の効率化を図り、働く満足度を向上させるべく、「らくしふ」を小規模店舗から順次導入してきました。
クラウドシステムの導入成果
「らくしふ」の導入により、シフト作成時間は毎月20時間から半分以下に短縮されました。これによって生まれた時間は、人材育成や接客品質の向上に振り分けられ、結果として顧客満足度と従業員満足度の両方が向上しました。さらに、パートナーの人件費がリアルタイムで可視化されるようになり、店舗長はコスト意識を持ちながら、シフト設計を見直すことができるようになりました。
また、シフト更新がスマートフォンから可能になったことで、欠勤対応や人員配置が迅速に対応できるようになりました。そこで、店舗の混乱を防ぎながらマネジメントが可能になり、シフト管理が円滑化されました。
さらに「らくしふ」のメモ機能では、シフト表上での簡易なコミュニケーションが可能になり、アルバイトと店舗長との信頼関係を構築しています。パートナーの誕生日など、些細な思いやりのメッセージが、業務だけでなく人間関係の向上にも寄与しています。
経営者のコメント
タカハシの営業部 店舗運営サポート課の菅原舞さんは、「自動でシフトを作成してくれる機能に驚いた」と述べ、店舗運営においても顧客満足度や従業員満足度の向上を目指し、今後も様々な支援を続けたいと語っています。店舗長の大島きらりさんも、シフト管理が効率的になり、マネジメントが進化したことを実感しており、「メモ機能の活用によりコミュニケーションが向上している」と感想を述べました。
今後の展望
タカハシは、今後も「らくしふ」を利用し、業務改善をさらに進め、従業員と顧客がともに満足できる環境作りを目指しています。また、シフト管理においては、工数削減・自動化を進めた結果、より多くの時間を業務の本質に割けるようになることが期待されています。
クロスビットについて
「らくしふ」を開発提供する株式会社クロスビットは、労働環境の質向上を目指し、シフト管理に関する数多くのソリューションを提供し続けています。今後も、AI技術の導入などを通じて、企業成長に寄与するサービスを展開していく所存です。これからもタカハシのような企業とともに、働き方の質を向上させるために取り組んでまいります。