UNROOFとcommpostが手がける新たなカードケース
この度、革製品ブランド「UNROOF(アンルーフ)」とアーバンリサーチが展開するサーキュラーエコノミープラットフォーム「commpost(コンポスト)」が協力し、環境に配慮したアップサイクルカードケースを発売します。発売日は2025年12月5日で、販売店舗は全国各地に展開される予定です。
コラボレーションの背景
UNROOFは「社会の天井をなくす」というミッションのもと、障がいを持つ職人たちと共にものづくりを行う革製品ブランドです。また、commpostはファッション業界の未利用資源を循環させるための新たなプラットフォームとして、廃棄衣料を再生して新しい価値を創り出しています。この二つの理念が共鳴し合い、今回のプロジェクトが実現しました。
アパレル産業では膨大な廃棄物が生まれており、これらは再利用が難しいとされてきましたが、commpostは独自の技術で廃棄衣料を新しい素材に生まれ変わらせ、数多くの可能性を引き出しています。一方、UNROOFも製造過程で発生した革端材を活用する取り組みを行い、共通のビジョン「廃棄物から価値を生む」という考え方がこのコラボレーションに繋がりました。
商品概要
今回発表されたカードケースは、以下の特徴を持っています。まず、価格は税込4,400円で、カラーはダーク、ブラウン、ボルドー、ネイビーの四色が用意されています。使用されている素材は、commpostとの協働で生産された再生リサイクルファブリックと、UNROOFが加工したイタリア製の「プエブロ」革の端材です。
このカードケースは、エコロジーを意識しつつ、上質さを兼ね備えたアイテムとして設計されています。特にフラップ部分に使用されている「プエブロ」は、植物タンニンで鞣されており、長年の使用で得られる独特の艶が楽しめます。また、廃棄衣料から作られたリサイクルファブリックが、革とのコントラストを楽しむことができ、視覚的にも美しい仕上がりとなっています。
使いやすさの追求
このカードケースでは、使いやすさも重視されています。ポケット部分には蛇腹構造が採用されており、フラップを開けると自然にポケットが広がります。名刺を約25枚収納できるため、ビジネスシーンでのストレス軽減にも貢献するデザインがなされています。また、仕分けが可能な内部ポケットがあり、必要に応じて整理できる仕様も魅力的です。
企業背景
UNROOFは、障がいを持つ職人たちが手がける革製品のブランドとして2017年に設立されました。社会の中で選択肢が制限されることがないよう、多様な才能が活かせる社会を目指しています。商品の製造過程は透明性があり、職人たちの自主性を尊重することがコンセプトになっています。相手に対する理解を深めながら、素晴らしい革製品を生み出し続けています。
一方のcommpostは、ファッション業界から蓄積された廃棄物を活用して、新しいエコロジカルな常識を生み出すことを目指しています。異業種とのコラボレーションを通じて、企業の廃棄物の再利用を進め、多様な人々が共に成長できる社会の実現に向けた取り組みを行っています。
まとめ
UNROOFとcommpostのコラボカードケースは、環境意識の高まりとともに、エコと上質を両立させたアイテムとして注目を浴びています。各地に展開される店舗での購入が可能となるこのアイテムは、単なるファッションと環境意識の融合にとどまらず、社会的な課題解決へ向けた取り組みの一環として、多くの支持を集めることでしょう。